部屋を片付けたいけど、どうやって片付けたらいいんだろうと思っていないだろうか? 特に持ち家に住んでいると、家にいらないものが溢れかえる。かといってミニマリストにはなりたくない。
また、いざ片付け始めても気が散ってなかなか進まない。片付け・整理は人類が抱える永遠の命題だ。
僕自信、そうだった。しかも部屋が小さい上にいろんなものに手を出すから、すぐに物がたまって押し入れに突っ込んでいた。だがある方法で片付け始めたところ、全く苦にならずに続けられた上、家の中を片付けられることができた。今回は、そんな方法を解説できたらと思う。
・片付けたいけど、まとまった時間を作れない
・片付け始めたら気が散っていまう(アルバムとか見ちゃう)
こんな人の参考になるだろう。
家や部屋を片付ける時間は短くていい

片付けるとなると、結構な人が気合いを入れてガッツリやったりするものだが、実際は途中で気が散って長く続かないことがほとんどだ。みんなも片付けや整理をしていて、気が散った経験があるんじゃないだろうか? 学生時代の道具が出てきたらつい見ちゃうよね。わかる。
しかし気を取られすぎると、片付けや整理は何一つとして進まない。これは問題だ。なら逆に考えてみれば良い。長く続かないなら短い時間でやればいいと。
大切なことなのだが、片付けや整理に必要なのは時間じゃない。一番大切なのは片付けることなのである。
片付けの時間は長くても15分でOK

短い! と思った人、いると思う。
しかし、この15分が僕がずっと片付けをしてきた上でベストと思える時間だ。これ以下だと片付け全体として見た時に時間がかかるし、これ以上だと気が散るからだ。実はこれ、ベストセラーにもなった『フランス人は10着しか服を持たない2』にも書かれている方法だったりする。
時間を区切るというのは結構大切で、仕事の場面だと主にポモドーロテクニックとして利用されてもいる。時間を区切ることで作業を中断し、次もやろうという気にさせてくれるわけだ。だからこそ、集中して効率良く片付けを続けられる。
15分はその目安と考えてくれれば良い。
休憩や余計な物に気を取られている時間が無くなる

15分という短い時間で休憩を挟むと、ほとんど何もできなくなる。5分休憩したり余計なことをすれば、後10分しかない。自分が気を散らすことで、自分の首を絞めているのが実感できるのだ。しかも時間が限られているから、取捨選択が早くなる。必要なものか不必要なものかを直感で選択できる。この辺りは「コンマリ風ときめき術」に似ている考え方だ。
時間を区切らないと、人間だらけてしまうもの。そのために締め切りがある。夏休みの宿題だって、8月31日っていう締め切りがないとみんな絶対にやらない。締め切りがあるから追い詰められるのである。
1ヶ所に集中できる

片付けている時に最も邪魔なのは、視界に入ってくる「片付けたい物」だ。15分だけ片付けをしていると、今自分が取りかかっている物しか視界に入らなくなる。つまり、自分がどれだけ片付けられたかが、目に見えてわかる。
仕事に置き換えてみればわかりやすいが、進捗状況が目に見えてわかるとやる気が出る。今日はここまでやれた! という達成感は、物事を続けるにあたってとても大事だ。そのためにもいろんな場所を一斉に片付けるのはなく、ひとつずつ丁寧に片付けることで効率がアップする。
継続してやれる

毎日やっていると、片付けの進捗が少しずつ進んでいるのがわかってくる。そうすると、継続も苦でなくなる。要は心身が慣れるのだ。慣れてくると逆に気持ち悪くなるさえある。片付けを習慣化してしまえば、こっちのものだ。
そのためにはもちろん、少しの時間でもいいから片付けに当てなければならない。最初は面倒に感じるのだけど、不思議なことに片付けによって綺麗な場所が増えてくると「ちょっとだけでもやろう」という気になってくる。綺麗な様子を見ると維持したくなるものなのだ。
片付けが難しい場合はまず簡単な行動から

片付けるのが難しい。忙しくて時間が無いという人も多いだろう。そんな時は簡単な行動から始めればいい。例えば、財布の中のレシートを捨てるとか、冷蔵庫の中の賞味期限切れを捨てるとかだ。
大事なのは実践することだ。やれば必ず前に進む。やらなければ前には進まない。一生片付けられず、ゴミで溢れた部屋(家)になる。千里の道も一歩からだ。日々の小さな積み重ねこそが、大きな目標への足形リカとなる。
例えばなのだが、僕は今、最小単位の片付けを実施している。実家の10年以上使っていないサイドボードの片付けをしているが、正直めちゃくちゃ面倒くさい。書類で溢れかえっていて、中には2004年とかその辺りのものとかが出てくる。膨大な時間がかかるのは間違いない。
だから中に入っている書類を一日に3枚くらい見て、いらなかったらシュレッダーを続けている。たったそれだけ? と思うかもしれないが、1週間もやれば結構な量が減る。1ヶ月ならなおさらだ。
このように片付けは誰でもできる簡単な行動からすると、達成感を肌で感じるようになる。騙されたと思って試しにやってみて欲しい。マジで変わるから。
片付けに時間をかけるのは年末だけでいい

物で溢れた今の時代、部屋や家に物がたまっていくのは当たり前だ。ミニマリストでも無い限り、物はたまる。問題はどう片付けるか。たまったものをどう整理するかだ。
特に現代人はみんな忙しい。時間の合間にやるなら、時間をかけずに小さな片付けからコツコツやるしかない。
この記事を最後まで読んでくれた貴方、もし財布にレシートがたまっているなら、今捨ててみてはどうだろうか?
今日する片付けはそれだけ。
たったそれだけで、レシートでパンパンになっていた財布がスリムになる。
その気持ちよさを是非味わっていただきたい。
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