【初心者必見】困ってない?「です・ます調」の苦手意識を克服して上達する方法を解説

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「です・ます」調が苦手だ。

Webライティングをしていると高確率で「です・ます」調を求められるため、いつも書きにくいなと思いながら記事を書いている。

世の中には一定数「です・ます」調が苦手な人も多いだろう。

そこで今回は、「です・ます」調を上手く書けるためにやっている僕なりの練習方法を解説しようと思う。

  • 「です・ます」調が苦手
  • 「です・ます」調を上手く書けるようになりたい
  • 「です・ます」調を上手く書く方法を知りたい

そんな人の参考になるだろう。

僕もまだまだ練習中だが、今回解説する方法で少しはマシになってきたので、何か切っ掛けを得られれば幸いだ。

あさき
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目次

「です・ます」調の文章を書くのが苦手なのは当然

「です・ます」調の文章を書くのが苦手なのは当然だ。

何しろ、巷に溢れているほとんどの文字媒体が「だ・である」調で書かれているのだから。

試しに新聞や雑誌、本を手に取ってみて欲しい。

そのほとんどが「だ・である」調で書かれているのがわかるだろう。

ビジネス書や実用書、絵本などでは「です・ます」調で書かれているものもあるが、小説に至ってはまず見かけない。というか3000冊以上読んでいるけど見たことがない。もしあるなら誰か教えてくれ。

ともあれ、ほとんどが「です・ます」調で書かれていないのだから、書くのが苦手なのは当たり前だ。何しろインプットをする環境が整っていない

「です・ます」調が苦手だという感性は正常だと個人的に思っている。

だからこそ、Webライティングで「です・ます」調で書いてくれと言われると身構えるし、苦手意識がどうしても表に出てしまう。

書けないことはないが、できれば書きたくない。

そんな心情になるのは、むしろ当然のことなのだ。

「です・ます」調は文末表現が貧弱

「です・ます」調は基本的に文末表現が貧弱だ。

使える語尾も、

  • です
  • ます
  • でしょう
  • ~ね
  • 体言止め

くらいだ。

しかも、「です」や「ます」を連続で使うと気持ちの悪い文章になる。

これで書けというのだからどうかしている。

しかし、何事も丁寧さは大切だ。

「だ・である」調で書かれている文章に普段触れているくせに、「です・ます」調だと波風が立たない言い回しになる、なんて考えに至るのも充分にあり得る。

だがWebライターはそうはいかない。

貧弱な文末表現を使って綺麗な流れで文章を書かなくちゃいけない。

だからこそ、「です・ます」調で書くのは辛いのだ。

「です・ます」調がどうして広く好まれるのか

では何故、「です・ます」調が広く好まれるのだろうか。

個人的にはどっちでもいいだろとしか思えないが、しかし世の中の圧倒的多数派は「です・ます」調を好む。

バズ部なんかは「だ・である」調だが、希有すぎて逆に目立っている。

しかし世の中何故か「です・ます」調を好むわけで、実際にどうして必要なのかを考えてみた。

第三者に好まれる記事にするなら無難だから

もうぶっちゃけこれなんじゃないかと思っている。

「です・ます」調にすると、少なくとも「だ・である」調より丁寧に感じられる人が圧倒的に多い。

そのため変な波風が立たず、すんなりと読んでもらえるというわけ。

Webのページなんてほとんど流し読みだから誰も語尾にそこまで気を向けてないぞ? と思うが、それはそれ。

企業というものはとにかくクレームやご意見を嫌う傾向にある

来たら対応せざるを得ないから、来ないようにするしか防衛手段がない。

だからこそ、「です・ます」調を使って記事を書いて、不特定多数の第三者に向かって敵意がないことをアピールしている。

「だ・である」調を使って「お前偉そうだな」とか頭のネジがぶっ飛んだクレームが来ないといも限らない。

アホは放っておけができるのは個人ブログだけ。

「です・ます」調はそういう意味でも、変な人が寄りつかない予防としての機能を発揮しているのだろう。

「だ・である」調より暖かさを感じやすい

これはもう個人によるとしか言えないが、「です・ます」調の方が丁寧で柔らかい文章のため暖かさを感じられる人が一定数いるのは間違いない。

「だ・である」調で書かれた文章はどこか冷たく、無機質に感じてしまうというのだ。

なるほど、確かに。一理は無い。

んなもん気のせいだ気のせい。

確かに「です・ます」調は丁寧な言葉なため、暖かさがある。

大学の講義や、会社でのプレゼンを含め、あらゆる場所で「です・ます」調が使われている。

その方が丁寧に接している印象を与えるからだ。

人は他人に丁寧に接せられると嬉しくなる

そういうのもあって、保育園の先生みたいに柔らかく物事を伝えられると、言うことを聞いてみたくなるのだ。

特に企業が運営するWebサイトの場合、不特定多数に向けて発信するのだから、冷たい文章よりも暖かい文章が好まれる。

だからこそ「です・ます」調が採用されるわけだ。

感情をこめにくい

「です・ます」調の解説記事を見ていると「感情をこめやすい」なんて書かれているものを見たことがある。

アホか! 逆だ逆! 感情をこめにくいだろうが!

何しろ、「です・ます」調だと上のような文章すら使えない。

さっき文末表現が貧弱と言ったが、まさにその弊害がこれで、似たような文書が続くため感情を込める要素がない。

感情というのは、豊富な文体にあってこそ一番生き生きと宿る

「です・ます」調なんてのは体裁だけ取り繕った感情に過ぎない。作り笑いみたいなものだ。

営業スマイルを上手く浮かべられる人が好まれるのは、企業にとって当たり前。

仏頂面で仕事をしている人間よりもよっぽど前に出して使える。

「です・ます」調も同じで、外向けの丁寧な文章が好まれるのはそういうことが背景にある。

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「です・ます」調を上手く書けるようになる方法

結局、我々Webライターは「です・ます」調と末永く付き合っていくしかない。

いくらブログで好き勝手書いていたとしても、ライターの仕事になると丁寧な言葉遣いに変えるのだ。

だからこそ、「です・ます」調を上手く書けるようになる方法は必須だ。

僕自身まだこれからだとは思うが、ここで説明する方法で少しずつ改善できている。

ひとつずつ解説しよう。

「です・ます」調の本を読む

自慢じゃないが、これまで3000冊以上の本を読んできた。

しかし一方で「です・ます」調の本は数えるほどしか読んでいなかった。

そういうのもあって「だ・である」調は何も考えずに書けるのだが、「です・ます」調は頭を常に使わないと書けない。

なら「です・ます」調で書かれた本を読めばいいじゃないか!

という結論に至り、図書館に行って読みまくっている。

本は、プロの編集が何度も目を通して文体を整えている。つまり、本を読むだけで整った「です・ます」調の文章をインプットできる。

ネットに転がっている「です・ます」調の文章を読むのもいいが、あれは校閲のプロが何度も見て修正したものばかりではない。

「です・ます」調を身につけるなら、本を読むのが一番だ。

しかしいざ探すとなると「です・ます」調の本は意外と少ないから、本屋に行った時は必ずページを捲って中の文体を確認することをオススメする。

読書を習慣にしたい人は以下の記事を参照。

≫誰でも簡単に読書を習慣づける方法

アウトプットをしまくる

読書でインプットができたら、次はアウトプットだ。

これはもう普段のWebライティングで行えばいい。

案件によっては明確に記載されている場合もあるが、念のため以下には注意。

  • 「です」を2回連続させない
  • 「ます」を3回連続させない
  • 体言止めを多用しない

これらを守れば何とかなる。

校閲の仕事をしていると思うのだが、割とできてない人が多い。

ただ、結局最後が「す」で終わる文末表現が続くため、最終的に大切なのは文章の流れだったりする。

読み上げソフトを使う

Wordには標準装備されているが、音声読み上げソフトを使うのもアリだ。

実際に字で見るのと耳で聞くのとは大きく違うため、校正の意味も込めて行うといいだろう。僕はやってない。

安い文書作成ソフトの場合ゴミのような校正機能しかついていないため全くアテにならないが、Wordや一太郎、Googleドキュメントクラスになるとおかしい文字をしっかり校正してくれるため、あまり必要なくなるだろう。

むしろ読み上げソフトを使って「語尾が連続していないか」「音声で聞いておかしな表現がないか」は必ずチェックした方が良い。

特に「です・ます」調が苦手な場合は活用をオススメする。

「です・ます」調はインプットとアウトプットを繰り返して苦手意識を克服するのが近道

「です・ます」調は丁寧さが先んじていて、まだ文章として使うには成長しきっていない。

そのため同じ語尾が連続したり、人によっては書きにくかったりと様々な影響を与える語尾である。

しかしWebライターにおいては必須の文末表現であり、身につけなければいけない書き方だ。

「です・ます」調への苦手意識を克服するのなら、「です・ます」調で書かれた本を読みまくってアウトプットしまくるしか方法はない。

実践が全てを解決してくれる問題でもあるので、ライティング業務で「です・ます」調で苦しんでいる人は、今は慣れるタイミングだと思って苦しみながら前に進んで行ってくれ。

僕も頑張るよ。

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