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まだやってないの?『メモの魔力』で能力向上せよ!【本紹介】

ベストセラーになった『メモの魔力』をご存知だろうか?

前田裕二氏が書かれた本で、メディアでも結構取り上げられていたから、名前を聞いたことがある人も多いと思う。

書店でも良く一等地に置かれていたりするし、もしかしたら手に取ってパラパラとめくってみた人もいるだろう。

今回は、そんな『メモの魔力』を簡単に解説していきたいと思う。

詳しいことは本を買って読んで欲しいので伏せるが、この記事を読めばそのツカミと要点はわかるようにしている。本格的に学習・実践する前の準備として参考になれば幸いだ。

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目次

『メモの魔力』の要点は5つ

現在、手書きが徐々に廃れてデジタル全盛期になりつつあるが、手書きの効果は計り知れない。脳の活性化には手を動かすことが重要で、実際に手書きでメモを取るのとパソコンでメモを取るのとを比較した結果、手書きの方が遙かに良い結果になるという研究が成されている。

WSJ Japan
あなどれない「手書き」の学習効果  ノートパソコンや仕事効率化アプリのおかげで、紙と鉛筆は時代遅れになったように見える。

手書きと比べてタイピングの方が文字入力速度は速い。そのためより勉強ができたように思えるが、形だけだ。手書きの方が脳に定着しやすい傾向があり、パソコンでの入力は一日経てば忘れてしまう。なるほど、いつも実感しているからよくわかる。

なので、勉強やビジネスの場所で脳を活かそうと思うなら、現在はまだ手書きの方が適しているということだ。手書きに関しては、使う文房具は何でも良いらしいので、ここもありがたいところ。100均なら200円くらいで揃えられてしまう。

しっかりと取られたメモは、もはや第二の脳になる。それは単なる記録ではなく、知的生産のためのものになってしまう。自分が書いたメモを客観的に見ることで、思考を俯瞰して見ることができるためだ。

メモの魔力は、そんな手書きをフル活用した能力向上術のことだ。

そして前田裕二氏いわく、メモを取ることで得られるものは5つあるという。それぞれ見ていこう。

その①:アイデアを生み出す(知的生産性の向上)

メモを取ることで、アイデアを生み出すことができる。

これは実際にそうで、僕もシナリオを書く時に良くやる手法なのだが、アイデアを書き出すことで脳が整理され、より良いものを思いつくことが多い。

アイデアを生み出すために取ったメモも、振り返ることで新たに新しいものを思いついたりもするので非常に役立ってくれる。

デジタルでもできそうに感じるが、無理だ。何故なら、デジタルは表面上しか見えないからだ。

これは経験のある人が多いのではないかと思うが、WordやExcelで作ったデータを画面上でチェックして印刷したら間違っていた箇所が見つかった、というのと同じだ。しっかり見ているつもりでも、デジタルデータは表面上の部分しか認識できない。そのため、本来なら見えるはずのものを素通りしてしまう確率が高い。

アナログで書き出すからこそ、脳が働き知的生産も向上できる。

普段10%しか働いていない脳をサボらせておく理由はない。しっかり働いてもらおう。

その②:情報を素通りしなくなる(情報獲得の伝達率向上)

人の指示を完全に聞けていなかった経験、あるんじゃなかろうか?

僕はしょっちゅうだった。耳から入った言葉がすぐに外に出て行くので、「あいつ何言ってたんだっけ?」とすぐになっていた。

まぁ、これは性質の問題もあるだろうが、メモを取ることでそれらの改善を期待できる。

メモを取ることで、必要な情報をキャッチするアンテナの感度を良くしよう、というのが目的だ。

どんな優れたスマホでも、アンテナが1本しか立っていなかったら受信する情報の量は少なく、遅い。しかしアンテナが最大まで立っていたら、受信する情報の量は多く、速くなる。

メモを取ることで、アンテナを最大にし、必要な情報を取れるようになる。

つまり、メモを取る=必要な情報への感度を上げる、ということだ。

メモを取ることでそういった能力の向上も期待できる。

その③:相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)

会議や打ち合わせ、商談の席でノートを取り出す人、見かけたことないだろうか?

その時に「もうちょっと詳しく聞いていいですか?」と言われて悪い気分になった人は、ほとんどいないと思う。

それは、ノートを取る=あなたの話に興味があります、と前のめりになっているように見えるからだ。

人は誰しも「自分に興味を持ってくれる人」に好感を持つ

ノートを取ることで、相手はより自分に親近感を抱き、より踏み込んだ話を聞いたりすることもできる。

いわば、コミュニケーションツールとして使用するのだ。

PCやスマホよりも、手書きのノートの方が熱意を感じられる。気分的な部分になってしまうが、それも大事だ。相手の印象を良くするために活用しない手はない。

その④:話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)

メモを取ることで、情報を俯瞰して見ることができるが、そうすることで「話の骨組み」を理解する能力が向上する。

一度自分の中にインプットしてからメモへアウトプットするので、議論が「どんな目的」で行われていて「どこに向かって」いて「どんな話をしている」のかを把握できるようになる。

これには訓練が必要だが、数を重ねていくとできる。断言してもいい。

ダラダラと意味もなく長くなりがちな日本の会議には必須の能力だ。会議の軌道修正はもちろん、会議をする意味を改めて理解するためにも、身につけておくに超したことはない。

同時に、話の骨組みを理解するからこそ、商談の場でも本題からズレずに話を進めることができる

ダラダラと長い話をしても意味が無い。時間を有効に役立てるためにも、メモを取って自分の構造化能力を向上しよう。

その⑤:曖昧な感覚や概念を言語化できる(言語化能力の向上)

日常で「やばい」や「すごい」を頻発している人、いるだろうか? ちなみに僕が良く記事内で使っているのはワザとだ。ほんとだよ。

メモを取っていると、言語化するための能力が嫌でも鍛えられる。何しろ、言語化しないとメモが取れない。「やばい」や「すごい」とか思った理由を更に踏み込んで書かないといけないからだ。というか、会議のメモで「やばい」や「すごい」が乱発していたら嫌だろう。

何が「やばい」のか。何が「すごい」のか。

それらをより踏み込んで考えることで、言語化能力が鍛えられ、更に思考力も鍛えられる。

一石二鳥以上の効果を期待できるのだ。すごい。

まとめ:『メモの魔力』はメモを取る大事さを理解させてくれる名著

前田裕二氏のベストセラー『メモの魔力』は、デジタルで溢れた時代だからこそアナログの強さを思い出させてくれる名著だ。

今回解説したのは、あくまでも冒頭だけ。『メモの魔力』の真髄は、より深く踏み込んだ冒頭以降にある。

今回挙げた5つの項目のうち、少しでも「良いな」と思う項目があったのなら、実際に読んでみるのをオススメする。

これだけ役立つ情報がたった1000円ちょっとで手に入るのだから、恐ろしい。

社会人はもちろん、就活生や学生にも役立つ情報が詰め込まれているので、是非一度手に取ってもらえれば幸いである。

 

 

 

 

 

 

 

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