今こそ鉛筆を使おう! 鉛筆を使うメリット・デメリット

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鉛筆 メリット デメリット

鉛筆が好きだ。

木製の軸を持った時の感触といい、ふわっと鼻腔をくすぐる木の香りとか、荒んだ心を癒やしてくれるポイントが多い。

しかし、仕事で使っている人は、あいにくと僕の周りにはまずいない。使っているのは職場でも僕だけということが多々あった。何というマイノリティだろうか。

ということで、今回は鉛筆ってこんなに良いんだぜ! と声を大にして解説していこうと思う。

あさき

あさきです。TwitterYouTubeKindleでお仕事ラノベも出版しています。お問い合わせはこちら

目次

鉛筆のメリット

まずは鉛筆のメリットを解説していく。道具を使うには、まず良い部分を理解することが何よりも大切だからだ。

鉛筆は何も子供の頃にだけ使う道具ではない。大人になっても充分に活躍してくれる筆記具なのである。

めちゃくちゃ書ける

まずは以下の表を見て欲しい。

種類筆記できる距離
鉛筆50km
シャーペンの芯(1ケース)9km
ボールペン(油性)1.3km
ボールペン(水性)700m

鉛筆の筆記距離がずば抜けて長いことがわかるだろう(東京鉛筆組合昭午会)。

単純計算になるが、鉛筆一本で「シャーペンの芯が6ケース」「油性ボールペンが38本」「水性ボールペンが71本」ほどまかなえるということになる。書いていてなんだが、とんでもない筆記距離だ。

削る手間はあるが、筆記距離だけを見れば非常に優秀な筆記具なのである。

財布にやさしい

種類にもよるが、鉛筆は基本的にシャーペンやボールペンより安い。 というか、高かったとしても筆記距離から換算すると最終的に安くなる。

コスパという言葉はあまり好きではないのだけど、それでも使うしかない。鉛筆はコストパフォーマンスがめちゃくちゃ高い。

保存性が高い

鉛筆で書いたものは、長期保存がきく。鉛筆で描かれた絵画が現代でも残っているのはもちろん、耐水性もある。

航海日誌はもちろん、海洋学などの調査においても鉛筆が使われているのは、そうした理由からだ。ただし、消しゴムには弱いので注意されたし。こするとすぐに消える。

すぐに書ける

鉛筆は常に芯がむき出しだ。シャーペンやボールペンのように書くためにノックする必要が全くない思い立った時に手に取ってすぐ書けるというのは、咄嗟にメモを取ったりする際にも大いに役立つ。

アイデア出しなんかの時にも思うままガシガシ書いていけるため、クリエイティブな仕事にもオススメだ。削る時間が惜しいなら、何本も持っておいて使い回すと良いだろう。

短くなっていくのを見ると達成感がある

当たり前なんだけど、鉛筆は削ると短くなる。愛用の鉛筆が短くなっていくのを見ると、「ああ、こんなに使ったんだなぁ」と感慨深くなってしまうのだ。

短くなってく鉛筆を見ていると、自分の道具だと実感し愛着もわく。結果、持てないほど短くなるまで使ってしまう。

子供の頃は、鉛筆をどこまで短く使えるのかを友達と競争した。最も安全なチキンレースだ。

大人になったら、不思議な達成感を味わえるようになる。子供から大人まで楽しめるのが、鉛筆の魅力なのだ。

削る時間が癒やし

面倒くさいと感じる人が間違いなくいるのを百も承知で言うのだが、鉛筆を削る手間と時間は癒やしになる。

普段仕事をしていると、余裕がなくてイライラすることが多い。そんな時に“鉛筆を削る”という行為を入れることで、一瞬でも落ち着ける。

この何気ない一瞬は胎児だ。心に余裕が生まれて、仕事へのモチベーションが上がる。尖った鉛筆の先を見るだけでも「さ、書こうか」という気にさせてくれる。

精神的な部分からも持ち主を支えてくれる優秀な文房具だ。

鉛筆のデメリット

鉛筆は何もメリットばかりじゃない。デメリットももちろんある。

メリットばかりだったら、みんな鉛筆を使っているはずだ。なのに実際は鉛筆を使っている人は少なく、みんなシャーペンを使っている。

それには以下のデメリットが影響している。

  • 削るのが面倒くさい
  • 筆箱の中が汚れる
  • 持ちにくい

削るのが面倒くさい

舌の根が乾かない内に言うのだが、削るのを面倒くさく感じる場合がある。電動鉛筆削りを使えば一瞬で終わるんだけど、以下の点で邪魔だ。

  • コンセントを使う
  • 机の上を占領する

しかも削りかすを定期的に捨てなければならない。

だが、シャーペンにはそれがない。芯が無くなれば足せばいいだけだし、削る必要もない。「面倒くさいしシャーペンでいいや」となる。

いちいち削っていられないと思う人には、鉛筆は向かない。

筆箱の中が汚れる

鉛筆の芯はむき出しだ。カバーを付けない限り、常に外に出ている。つまり、筆箱に入れていると高確率で中が汚れる。

厄介なのが、筆箱にお気に入りの文房具と一緒に入っていた場合だ。鉛筆が原因で傷ついたり汚れたりすると、かなりショックを受ける。人によっては、買ってすぐの新車を傷つけたような落胆を味わうことになる。なお、僕は両方を経験した。絶望した。

鉛筆を使う際は、カバーを常につけるなど工夫が必要な点は忘れずにいて欲しい。

持ちにくい

鉛筆は長時間書くようにはできていない。そのため、側面の角が指に食い込んで痛くなる場合がある。筆圧の強い人は特に注意だ。

力を入れないために芯を濃くしたとしても、長時間書いていれば指が自然と痛くなる。丸い鉛筆を使えば解決するが、鉛筆は大体どいつも角張っている。理想の鉛筆を探すのは、案外難しい。

どうしても書く時に力を入れてしまう場合は、丸い鉛筆を使おう。以下にオススメを貼っておく。

ただ、六角形の鉛筆の方が書きやすいのは確かだ。通常、鉛筆は3本の指で持って字を書く。指の数にとっては、ちょうど良い形が六角形なのである。

しかし短くなった時は、いかんともしがたい。短い分、ダイレクトに指に力が加わる。体感5cmくらいまでが限界だ。短い鉛筆用のカバーをつけるなど工夫が必要になる。

鉛筆はその形上、どうしても持ちにくいと感じる面があることは覚えておこう。

鉛筆はメリットとデメリットを考えた上で使うべし(個人的にオススメ)

鉛筆のデメリットは、ほとんどが面倒臭いに集約する。万年筆と同じく、主力として使おうとすると手がかかる。

しかし、不便であるからこそ鉛筆にしか出せない味わいがある。世の鉛筆ユーザーは、その味わいを心から楽しんでいるのだ。

僕はサラリーマン時代から、職場ではほとんど鉛筆を使っていた。個人事業主となった今でも、家でメモ書きをする時は鉛筆を使う場合が多い。

  • 書きたい時にすぐ書ける
  • アイデアをすらすらと掻き出せる

この2点において、鉛筆はシャーペンを圧倒している。

鉛筆を無理に使う必要は全く無い。だが、もし使える場面があるのなら1度使ってみるのも良い。書き心地においてはシャーペンの追随を許さないからだ。思わず書けなくなるギリギリの長さまで使ってしまうだろう。

短くなっても限界まで使いたい人は、以下にオススメを紹介している。ぜひ参考にして欲しい。

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