
【実録】楽天モバイルからpovo2.0に変えて良かったこと悪かったこと





楽天モバイルから乗り換えたいんだけど、povoってどうなの?




乗り換え先としてpovoを検討してるんだけど、実際の使い心地を知りたい
こんな考えを持っていないだろうか? わかる。僕もpovoに変えるまで、同じ悩みを持っていた。
結局、1年くらい悩んだ挙げ句に楽天モバイルからpovoに乗り換えたけど、満足できるサービスだと結論がついた。
そこで今回は、3ヶ月ほどpovoを毎日使った僕が、「楽天モバイルからpovo2.0に乗り換えて良かったこと」を紹介する。もちろん、良い部分ばかりではないから「後悔したこと」も紹介していく。
スマホの通信量を抑える方法としてpovoを検討している人は、ぜひ参考にしてみて欲しい。最後には人数限定にはなるけど、キャンペーンコードも貼っておくから、良かったら使ってね。
au『povo2.0』とは



auのpovo2.0は、自分で利用権を購入して使っていく、新しいタイプのサービスだ。都度課金が必要にはなるけど、それ以外の使用量は全くかからない。
そのため、通信量を全て自分で管理したい人に向いているサービスとも言える。
ただ、面倒だと感じる人向けに1年間のトッピング(サービス)もあるから、割と裾野は広いと言える。
トッピングが便利



povo2.0は、みんなもご存知の通りトッピングによって必要分だけ使用するデータ量を購入していくサービスだ。
そのため、自分がどの程度の通信量を使うかどうか知っていると、効果的な運用ができる。
例えば僕の場合、普段は家にいてWi-Fiを使っているから、トッピングは無し。大阪など遠出をして働く場合のみ1日使い放題のトッピング「330円」のものを購入している。
非トッピングでもメールやSNS程度なら確認できるから、スマホを使わないのであれば不自由なく使える形だ。
このように、自分が普段どのような環境で通信しているかを把握していると、トッピングは非常に便利に使える。
非トッピングの速度はかなり遅い



povo2.0は非トッピングでも通信できる。ただ、速度はうんこだ。以下の数値を見て欲しい。



めっちゃ低いだろう? 参考までに、快適に使える通信速度を見てみよう。



快適に使える速度を全く満たしていないのがわかる。
なお、Wi-Fi下の通信速度(eo光)だと以下の速度になる。



爆速。ここまでの差があると、課金せずに使うともう諦めすらつく。
日常的に非トッピング状態でスマホを使う場合も多いんだけど、まともに使えるのは以下くらい。
- メールの確認
- LINEの確認
- Twitter(X)の文章のみ
- チャットツール
- 電話
- SMS
ひとまとめにはしたけど、電話やSMSに関しては問題なく使える。ただ、それ以外に関しては基本的に文字のみ表示されると考えておいた方が良い。
だから、最近のTwitter(X)とはすこぶる相性が悪い。画像や動画が挿入されている呟きが増えたからね。LINEもスタンプ程度なら全く問題なし。
そのため、連絡はできるがネットサーフィンは難しいと認識しておくと、ストレスなく使えるだろう。
日常使いはWi-Fi環境が理想



先述した通り、povo2.0の非トッピング時の速度はうんこだ。まともに使えない。
そのため、日常使いはWi-Fi環境が理想となる。必須と言ってもいい。それくらい、Wi-Fi環境があるかないかが快適さに直結する。
幸いにも、僕はWi-Fi環境がある家とない家を日々往復している。つまり、どちらの環境も味わっている。
だからこそ断言できる。povo2.0を使うなら、Wi-Fi環境を用意した方が良い。
逆にWi-Fi環境が用意できないなら、povo2.0は契約しない方が良い。楽天モバイルの方が安上がりだからだ。
計画的なトッピングが必要な点から見ても、povo2.0はどこまで自分で管理できる人向けと考えておいが方が良いだろう。
楽天モバイルからau『povo2.0』に買えて良かったこと



僕が楽天モバイルからpovo2.0に乗り換えたのは、7月。それから田舎・都会と両方のシチュエーションで使って、良かったなと感じたことを紹介する。参考になれば幸いだ。
電波が繋がりやすくなった



まず、圧倒的に良くなったと感じる部分が、電波の繋がりやすさだ。我が家のエリアでも楽天モバイルの5Gが提供されているんだけど、プラチナバンドが無いというのが大きな欠点だった。
そのため、断熱性能が高い家に住んでいると、電波が弾かれて家の中で電話ができない事態になっていた。これくらいなら問題無いように思えるかもしれないが、最近はSMS認証が増えているから、死活問題になりつつあったのである。窓近くにスマホを持っていって電波を探すとか、昔のケータイじゃないか。
また、建物や地下、トンネルの中でも電波が途切れるといったこともなくなった。いつでも電波が繋がる状態は、スマホの使いやすさに直結する。
楽天モバイルを日常的に使っていて、電波が繋がりにくいと実感している人は一考の価値ありだ。
トッピングのおかげで計画的に使えるようになった



povo2.0は、トッピングを使ってなんぼのサービスだ。トッピングしないとメールくらいしか快適に使えない。LINEやTwitter(X)も使えるけど、動画や画像があるとほぼ使い物にならない。
そのため、「いつトッピングするか」が重要になってくる。速度が遅いからと言ってトッピングしまくっていては、あっという間に高額になる。
この辺りが楽天モバイルを使っていた時と比べて、大きく変わった点だ。快適に使うためには課金するしかないから、より「どうスマホを使うか」をシビアに考えられるようになった。
例えるなら、家計簿をつけるようになるのと同じ。都度課金だからこそ、通信量を意識できるようになった点は大きいと実感している。
スマホを触らなくなった



povo2.0を使い始めると、計画的に使うようになるのは前述の通り。そうなると、必然的にスマホを触る時間がなくなった。だって、まともに使えないんだもの。
やはり人間、快適に使えるかどうかはストレスに直結する。ストレスになるくらいならいいか、となってしまうのだ。
これが実に良い。
スマホがただのオブジェクトになるし、それまでやっていなかったことにも時間が割けるようになる。意図せずにスマホ断ちができる。
もちろん、家にWi-Fiがある場合は精神力が試されるけど、外出時はトッピングしていなければスマホ断ちができる。
それまでスマホを見ていた視線を周囲に向けられるから、普段自分がどれだけスマホに意識を取られていたのか、思い知ることになるだろう。
SNS断ちができた



povo2.0に変えて良かった点の1つに、SNS断ちができたのもある。
正直、そこまで使うタイプではなかったんだけど、外出していると意味もなくSNSを見ることが結構あった。無意識にね。
SNSは時間を無駄遣いさせる最たるものだ。Twitter(現X)は特にそうで、意味も無くダラダラとタイムラインを眺めてしまって、気が付いたら30分以上経過していた、なんてケースが多かった。
だけど、povo2.0にしてから、そういった時間が大きく減った。理由は簡単。トッピング無しに外出すると、わざわざ課金して見るハメになるからだ。
人間、痛みがあると行動を避けるようにある。
「これのために金を使うのか?」
と冷静な自分が囁いてくれるから、結果として外出時にSNSを見なくなった。自分のために使える時間が増えてくれたのは、シンプルに嬉しい。
本を読む時間が増えた



povo2.0にしてSNS断ちができたのは先述の通り。結果として、時間を潰す方法として本を読むことが増えた。
読書は元々好きで読んでいたんだけど、それでも最近は減っていた。主にSNSのせい。この辺りは、『働いているとなぜ本を読めなくなるのか』にも書かれていたんだけど、やはり受け身の娯楽は中毒になりやすい。
一方で、本は能動的な娯楽だ。自分から本を読もうと考えない限り手に取らないし、ページをめくらない。
そこでpovo2.0だ。何しろスマホで楽しめる受け身の娯楽が、ことごとくできない。結果、自然と本を読むようになる。
僕の場合、GalaxyのZ Fold6(折り畳みスマホ)を使っているのもあって、Kindleを使うシーンが一気に増えた。




うーん、暇。そうだ、Kindleを読むか!
ってなもんだ。
WebサイトやYouTubeなど、様々な情報サイトが増えた今日においても、読書によって得られるものは多い。その意味で、娯楽にも自己学習にも使える時間が増えたのは、シンプルに嬉しい誤算だった。
家族との時間が増えた



povo2/0に変えてから、家族との時間が増えたのも実感している。特に外出時。
常時Wi-Fiに繋がっている家の中はともかく、外出時はトッピングしないと満足に使えないから、そもそもスマホを使わなくなった。使う場面としては、せいぜい写真を撮るくらいだ。
だから必然的にスマホ前の携帯電の使い方になってしまって、必要でないなら常に鞄の中に入れるようになっている。
すると、自然と一緒に出かけている家族に視線と意識が向くようになって、その時間を大切にできるようになった。
それまでも別に会話していなかったわけじゃないんだけど、いつでもネットに繋がるスマホがあることで、意識が剃れていたんだなと実感できる。
家族との時間は、一瞬一瞬が大切だ。ひとつひとつの時間を実感できるようになったのは、povo2.0に変えて1番良かった部分だと思っている。
節約できるようになった



povo2.0に変えてから、スマホの通信をこれまで以上に気にするようになった。自分の操作ひとつで支払うお金が変わるのだから、当然といえば当然だが。
これまでのスマホの通信量は、自動的に決まった金額が引き落とされていた。楽天モバイルにしたって、使用料に合わせて料金が自動的に変わる仕組みだ。原理としては違いがない。
だが、povoはより明確だ。使った分だけ通信量に加算される。




感覚としてはスマホゲーの課金に近いよ
イメージしてもらうとわかりやすいと思うんだけど、スマホゲームに課金するのに「んー、これ本当に課金していいのか?」と考えた経験がある人は多いはず。少なくとも僕はいつもFgoに課金する際に悩みまくっている。そしていつも爆死している。
povo2.0も同じで、「ここで課金しても変わらないんじゃね?」と思えてくるのだ。で、結局トッピングをせずに余計なお金を使わない。
自分の意思でお金を払うかどうかは、節約において重要なポイントの1つだ。スマホの通信量を節約したいと考えている人にとって、大きな助けになってくれるのは間違いない。
楽天モバイルからau『povo2.0』に変えて後悔したこと



povo2.0に変えて良かったことばかりじゃない。ここからは、変えて後悔したことを紹介する。後悔したポイントも大きいから、切り替える際の参考にして欲しい。
スマホを気軽に使えなくなった



povo2.0にしてからというもの、スマホを気軽に使えなくなった。外出時に気になることをすぐ検索できなくなった(通信速度が遅いから表示まで時間がかかる)。
だから基本的に通話専用の電話機としてスマホが鎮座している。
僕にとってはメリットがめちゃくちゃ大きいんだけど、それでもふとしたタイミングで使えないのはちょっとストレス。




繋がらないから、いっか!
とはなるんだけど、大体忘れるから、即応性の面では大きく下がった。SNSもほとんど見られないしね。
カーナビとして使うのが不便になった



スマホをカーナビとして使うことはほとんどないんだけど、たまに使いたい場合に結構困る。




GoogleMapのオフライン機能を使えば?




道を間違えた場合のリアルタイム修正とか、細かい部分の利便性が悪いのよ……。
だからできればオンラインで使いたいんだけど、そうなるとpovo2.0は課金するしかない。楽天モバイルなら気にせず使えていたポイントだから、普段、車に乗る人間としては不満を感じる部分になった。
一方で楽天モバイルは繋がらない場所も結構あったから、繋がりやすさの面ではpovo2.0の方が使いやすいんだけどね。
外出するのに事前準備が必要になった



povo2.0は、課金しない状態だと快適に使えない。そのため、外出する際は事前準備が必要になった。
とはいえ、課金に時間はかからない。アプリを起動して課金したいトッピングを選べば、すぐに快適な状態になる。最高だ。
問題は、「課金したくないけどちょっとスマホを使いたい」ような場合。僕の場合だと、YouTubeがそれに該当する。
外出先でも快適にYouTubeを見るのなら、動画をダウンロードしておく(プレミアム特典)んだけど、おおよその時間を予測して、それを満たせるだけの動画を複数スマホに貯めておく形だ。うーん、実に面倒。
これが楽天モバイルだと、気にせず動画を視聴できた。神。
例に挙げたのはYouTubeだけど、Kindleも同じ。事前に読む本をダウンロードしておいて、読み終わったらそれを読む形になる。
こうした準備が好きな人なら問題無いんだけど、面倒は面倒だ。準備が苦手な人には、povo2.0は使い勝手が悪い可能性が高い。
コード決済がやりにくくなった



事前準備にも近いんだけど、コード決済(いわゆるQRコード決済)が非常にやりにくくなった。通信にアホみたいに時間がかかるからだ。途中でエラー判定になることすらある。
楽天モバイルを使っていた頃は、楽天payで快適に決済をしていたけど、povo2.0に変えてからは一切していない。基本はクレジットカードか現金だ。
個人的にそこまでポイントを稼がなくてもいいやん、って考えているタイプだから問題無いんだけど、決済の際に財布が必須になったのは少しマイナス。
ただ、面倒=買い物はいいやってなったから、結果的に出費は減っている。嬉しい誤算である。
スマホで注文やアンケート回答のあるお店を使えなくなった



最近、スマホで注文してくれというお店、増えてない?
povoはああいうお店には向いていない。他人の電波にただ乗りして楽をしようとしている(人件費削減という言葉を使って)お店の是非はともかくとして、povoはネットサーフィンができないくらい遅いから、注文やアンケートへの回答がまともにできない。
例えば、povoに変えてからというもの、スマホ注文の飲食店や、スマホで回答して欲しいという住宅展示場に行ったんだけど、どっちも使い物にならなかった。結局、妻のスマホを借りて事なきを得たが、無ければ無駄に課金するところだった。
他人の電波にただ乗りするのはどうなの? と思っていたが、povoに変えてからは余計にその想いが強くなった。注文やアンケート回答をするには必然的に+αのお金がかかるため、よりシビアに見てしまうのだ。
もちろん店員さんに言えば対応してくれるとは思うけど、スマホでやって当たり前と考えられていると、やや気が引けてしまうのも事実。




そういうの面倒だなぁ……
と考えてしまう人は、povo2.0は契約しない方が良いだろう。ただし、1年間のトッピングを使っている場合は別。問題無く使える。
au『povo2.0』に変えて総合的に満足度の高いサービス



結論から言って、楽天モバイルからauのpovo2.0に変更して良かったと感じている。スマホを使う時間が減ったし、固定費削減にも繋がった。わずか数百円だが、その分、投資信託なり買い物できる幅が広がったと考えれば、大きなものだ。
一方で、トッピングしないと使い物にならない状況も増えるから、使い方には注意が必要だ。特に外出時は、どれだけ通信するかを予め予測しておく必要がある。
そのため、povo2.0をゲーム感覚で使える人ほど、向いている。契約期間に縛りは無いから、気になった人はぜひ利用してみてくれ。
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MDFH5UZ

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