
【実録】滋賀県民が楽天モバイルを変更後に使わない方が良い理由

楽天モバイルが0円を終了させたのが2022年5月13日。
それまで無料で使っていた僕のような通信乞食には衝撃が走った。
だが待って欲しい。
落ちついて考えてみても、楽天モバイルはまだまだ安い。しかも滋賀県をしっかりカバーしてくれている。
0円終了しても使い続けられるんじゃないか……?
そう思っている滋賀県民に向けて、今回は使わない方が良い理由を実体験を元に解説していく。
- 滋賀県って楽天モバイルがどれだけ使えるの?
- 0円から値上がりしても使っていくメリットってある?
- 楽天モバイルから切り替えようか迷ってる
そんな人たちの参考になるだろう。
なお、僕はもう解約することにした。楽天がプラチナバンドを獲得するまで使うことはないだろう。
滋賀県民は楽天モバイルを使うべき?
結論から言うと、滋賀県民は楽天モバイルを使うべきではない。
なんでや、滋賀県めっちゃカバーしとるやんけ! という人は落ちついて聞いてくれ。
何がどういう理由でそういう理由に至ったのかを解説していく。
楽天のエリア地図はアテにならない
まずは上の画像を見て欲しい。
これは2022年6月1日現在において、楽天モバイルの公式サイトで記載されている通信エリアの地図だ。
琵琶湖がしっかり囲まれているのがわかる。
滋賀県は山に囲まれている地形だから、琵琶湖に向かって通信エリアが表示されているのは正解だ。
しかし、実際に通信エリア内かつ5Gが繋がっているエリアで住んでいると、実感してしまうのだ。
「あれっ、圏外だぞ……?」と。
まともに使えるエリアが少なすぎる
滋賀県には「滋賀県立図書館」という立派な建物がある。
読書好きな滋賀県民が足繁く通う場所で、同じエリアには手入れされた大きな庭園や美術館もある、癒やしスポットだ。
図書館が大好きな僕としては良く行くのだが、楽天モバイルのHPでは通信エリア内扱いなのにも関わらず、圏外となっていて使えない。
いや山が近いからじゃない? と思うかもしれないが、すぐ近くに名神高速道路が通っていて交通量も多い場所だ。
車を走らせればすぐに瀬田駅がありそこそこ人が多い場所に行ける立地なため、非常に困る。
エリア内で通信できないのは他にもたくさんあり、通信可能エリアと表示されている1号線沿いの商業施設に入ってもスマホが使えないなんてザラ。
「いや別にスマホ使えなくてもいいんじゃね?」と思うかもしれないが、PayPayや楽天Payなどのスマホ決済には通信環境が必須だ。
スマホの通信が使えないと必然的に物理カードを使うしかなく、財布から取り出さざるを得ない不便さが生じてしまう。
現金の持ち合わせが無い時にも地味に便利なので、いざという時の決済方法が減るのはシンプルに許容しがたい。
これが0円だったなら無料だから我慢できていた。
だが、金を払って今の状態なら、使う価値がどれだけあるのかという論点になってくる。
琵琶湖線の近くだけ安心
楽天モバイルは琵琶湖線の近くなら結構繋がる。
というより、人が集まっている主要エリアが琵琶湖線の駅周辺になるのだから、そこで繋がらなかったらもう大問題だろう。
僕のように生粋の田舎民族からすると、主要道路でも使わせてくれよと思ってしまうのだが、それはそれ。
通勤や通学などで電車を使っている人なら、不便はあまり感じないだろう。
一方で車で主に移動する人にはあまりオススメしない。
車を運転していてスマホが使えないのは致命的
車を運転している人に限っての話にはなるが、スマホが使えないのは致命的だ。
これは何も運転している最中にスマホを触れと言っているわけじゃない。むしろ触らずに鞄にぶちこんでおいてくれ。
そうではなく、例えば自分が事故を起こす、もしくは事故に遭遇した際に通報などで使うのがスマホだからだ。
車のドライバーは、常に最悪の事態を想定して運転しなくちゃいけない。
もし自分がそういう場面に遭遇した際に、「いや、電波繋がらなくて」なんて洒落にもならん。
危機意識の観点から考えても、今の通信状況で滋賀県民が楽天モバイルを選択する理由は無いと断言できる。
滋賀県民が楽天モバイルを使うメリットはほぼない
滋賀県民が楽天モバイルを使うメリットは、今のところほぼない。
通信エリア内であっても「インターネットに接続されていません」と表示されるのは当たり前。
誰かと待ち合わせしている時に連絡しようと思ってもやり取りができないのだから、不便でしょうがない。
役立つ時があるとすれば、せいぜいが仕事関係で「すみません、楽天モバイルの電波が繋がらなかったんです……」ということくらいだろう。
それですら真っ当な社会人なら言い訳にもならない。
以上のことから、滋賀県民が楽天モバイルを使うメリットはほぼ無いと言っていい。
変更するなら今の内だ。
「この通信乞食が!」とどれだけ罵倒されようとも生活に支障を来すレベルで使えない場面が多いので、docomoやau、SoftBankに切り替えよう。
しかし楽天好きにとっては、実はちょっとだけメリットもあるのだ。
滋賀県民が楽天モバイルを10月以降に使ってもメリットを感じられるケース
楽天モバイルは、2022年7月1日からら「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」へと強制的に切り替わる。
一番の魅力であった0円利用を廃止し、全ての人に最適なワンプランとして「データ無制限2,980円」を提供してくるのだ。
ぶっちゃけこれは良い。正直、自分がどれだけ通信量を使っていて……なんて考えるのが面倒くさいので、シンプルなプランはそれだけで価値がある。
しかも使った通信量によって段階的に金額が上がる仕組みである。金額は下記参照
この点がくせ者で、全く繋がらないくせに3GBで980円もむしり取っていく。ぼったくりか?
いやはやしかし、これ以外にももちろんメリットはまだあるのだ。
それがいつか改訂されることがあるとしても。
2ヶ月間だけポイントで返ってくる
2022年9月1日(木)~20222年10月31日(月)までの間は、Rakuten UN-LIMIT Ⅶを利用していても実質「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」のプラン料金で使える。
クソどうでもいいが、僕はこの「実質」という言葉が大嫌いだ。実際に支払っているんだから実質もクソもないだろといつも思う。
話を戻して何が実質なのかというと、実際に支払う1,081円相当分の楽天ポイントを還元してくれるからである。
楽天ポイントは1.0%~3.0%。
1%として考えた場合、108,100円購入しないともらえないポイント量なので、結構大きい。
これが2ヶ月間に渡って毎月配布されるのだから、かなりお得だ。
もし楽天モバイルを既に契約しているのなら、ポイントをもらってから解約することをオススメする。
ポイント+1倍分が増える
楽天では楽天が提供するサービスを利用しているとポイントが上乗せされる仕組みを取っている。
楽天モバイルももちろんその対象となっていて、契約していると買い物した時のポイントが「+1倍」となる。
なんだ1倍かと思うかもしれないが、高い買い物になればなるほどめちゃくちゃお得。
そのため、普段から楽天を中心に使っている人は楽天モバイルを解約しない方が良い。
むしろ少しの使いにくさに目をつぶっても利用し続ける価値はあると言える。
電波が繋がらなくて不便を感じているのなら、楽天モバイルで端末だけ購入して「povo」や「ocnモバイル」で契約すると安くて通信だけできるスマホを手に入れられる。
契約関係が手間だが、楽天経済圏にどっぷり使っている人はそれだけで使い続ける価値があると思う。
普段自分がどれだけ楽天を使っているのかを一度振り返ってみてくれ。
滋賀県民は楽天経済圏でない限り楽天モバイルを使わない方がいい
楽天モバイルにとって滋賀県は「とりあえず繋がるようにしといた」的な場所だ。
公式ホームページに掲載されている通信エリアは全くアテにならない上に、商業施設や公的施設など人が集まる場所でも平気で圏外となる。
0円の場合は目を潰れるが、しっかり料金を取った上でこの有り様では不満しか起こらない。
ましてやRakuten UN-LIMIT Ⅶより安いのに、どこでも繋がってかつ高品質な通信が可能なMVNOが山ほどある。
このような状況から楽天モバイルを料金改定後も滋賀県民が引き続き使うことは、正直あまりオススメはしない。
ただ、楽天経済圏で考えると「ポイント+1倍」や「2ヶ月間だけもらえる1,080円相当のポイント」は非常に魅力的なので、この点を許容できるかどうかが分水量となるだろう。
- 電波を途切れさせずにスマホをずっと使い続けたい
- カーオーディオがスマホと連携しているので、地図が見られないと困る
- 楽天はそこまで使ってない
以上のような滋賀県民は、楽天モバイルにするor使い続けるメリットはない。
早急に変更することをオススメする。
なお、僕はOCNモバイルONEに変更予定。やはり田舎のdocomoは最強。
遠出の時だけ電波を使いたい場合は、以下のようなレンタルもオススメだ。これなら楽天モバイルを使いつつ旅行の時だけ別の電波を使うという方法が取れる。