
【オーディオブック】本好きから見たメリット・デメリット。結構アリ【オススメ】





散歩中や運転中にも本を読みたい!




オーディオブックって本を読むのと何が違うの?
こんな悩みを持っていないだろうか? わかる。僕も本の虫だから、同じ疑問や悩みを抱いていた。
だが安心して欲しい。そんな人にオススメなのが、オーディオブックだ。アナウンサーや声優、俳優さんが読んでくれる朗読サービスで、時間と場所を選ばずどこでも本を“読める”。かくいう僕も、何だかんだでお世話になっているサービスの1つだ。
そこで今回はオーディオブックが気になっている人に向けて、オーディオブックの良い点と悪い点を紹介する。以下の内容をまとめているから、サービスを利用する際の参考にしてくれると幸いだ。
- オーディオブックの基礎知識
- オーディオブックのメリット / デメリット
- オーディオブックのサービスの選び方
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オーディオブックは本を耳で聴く朗読サービス



オーディオブックは、その名の通り本を耳で聴く朗読サービスだ。声優さんや俳優さん、アナウンサーの方々が美声で本を読み聞かせてくれるから、本を開かずに読書ができる。
中でも人気なのが、以下の2つのサービス。
- Audible
- audiobook.jp
どっちも利用者が多くラインナップが素晴らしいから、好きな方を選べばOK。Amazonユーザーなら、とりあえずAudibleを使おう。無料キャンペーンや割引キャンペーンも多いから、お試しで利用しやすい。僕も最初はAudibleだった。
思っているより悪くない



オーディオブックを使うにあたって不安なのが、




本を読むのと耳で聴くのとは違うよ
だと思う。わかる。僕もそうだった。
断言するけど、実際に本を読むのと耳で朗読を聴くのは全く違う。
ただそれは読書体験という意味であって、読書をしていることに違いはない。これは1冊を読み終えた時点で気付いた発見だ。
読書は自分の声を文字に変換する行為



意識するとわかりやすいんだけど、黙って読書(黙読)をしていても、実際は頭の中で文字を声に出して読んでいる。以下のような形だ。
ほとんどの人が、上記の形で読んでいる。嘘だと思うなら、意識してみてくれ。実感できるはずだ。
オーディオブックを使った場合、字を目で読み取る作業を省ける。つまり、耳から直接頭で理解できるようになるから、従来の読書より理解度が向上しやすい。
また、聴覚は柔軟性に富んでいるのも特徴だ。イメージするとわかりやすいんだけど、早口な人や滑舌が悪い人、ゆっくり喋る人でも、ある程度は相手の話を理解できると思う。言葉を使ってコミュニケーションを取る人間にとって、耳は大切な器官だ。だからこそ、オーディオブックから吸収できる情報量も多くなるというわけ。
今まで本を読む読書をしていた人は、騙されたと思って1度試してみよう。世界が変わるのを実感できるはずだ。
オーディオブックのメリット



ここからは、オーディオブックを使ってみようか迷っている人に向けて、僕が実際に使って感じたメリットを紹介する。利用しようかどうかの判断にしてくれると幸いだ。
目が疲れない



オーディオブックを使うメリットとして、目が疲れないというのがある。当たり前だ、耳しか使わないからね。
本を読んでいると、どうしても目が疲れてしまう。長時間読んでいて、気が付いたら目が疲れていた、なんて経験は読書かあるあるだ。
紙の本やEインク(Kindle)なら問題無いけど、スマホやタブレットで読書をしていると、目が更に疲れてしまう。




せっかく読書してるのに、目が疲れたら楽しめないよね
オーディオブックなら、目の疲れはない。朗読を聴きながら遠くの山を見ていれば、逆に視力が回復するかもしれない。
目を使わずに読書をするというのは、目にとってとても優しいのだ。
スキマ時間を有効活用できる



オーディオブックはスキマ時間を有効活用できる点もメリットだ。例えば以下のような時間に重宝する。
- 休憩時間
- 通勤や通学などの移動時間
- 車の運転中
- 家事
- 掃除
- 庭仕事
こうした時間の中には、必ずちょっとしたスキマ時間が生じる。YouTubeを見てもいいんだけど、毎回起動するのは面倒くさい。そんな場合でも、オーディオブックなら最初から再生していればいいだけなので楽。
社会人ならビジネス書を聴けば、勉強する時間がなくても安心だ。読書をする人の数が減っているからこそ、スキマ時間を有効活用して知識を吸収できるオーディオブックを利用するメリットは、大きい。
手が塞がっていても本を読める



オーディオブックは耳を使うから、手が塞がっていても本を読める点も魅力だ。手を使わなくてはいけないタイミングでも読書ができるから、読みたい本をより効率的に読める。
この辺り、AudibleのCMを見ているとわかりやすいね。以下に貼っておく。
筋トレやランニング、料理中などの時間でも魅力的なストーリーに触れられるのは、大きな魅力だ。YouTubeで見るものが無い人ほど、有効活用して欲しい。
ちなみに、僕は車の運転中、以下の写真のようにスマホを置いてスピーカーで聴いている。



結構便利。
本のようにかさばらない



オーディオブックはスマホで使えるから、本よりかさばらないのもメリット。鞄の中がパンパンだと、本がどうしても邪魔になる時があるんだけど、オーディオブックならそうしたことにはならない。
本はどうしても重くなる。Kindleでも同じで、最低でも150gはある。まぁまぁな重さだ。




しかも本を持ち運ぶと、収納するできる大きさの鞄が必須なのよね
幸いにして僕は大きい鞄を持ち運ぶタイプだから困ったことはないんだけど、小さめの鞄だとたまに悩む。そんな時でも、オーディオブックならスマホで使えるから、鞄を圧迫しないで済む。




荷物を増やしたくないけど、本は読みたいんだよなぁ……
オーディオブックなら、こんな悩みを一発で解決してくれるだろう。
オーディオブックのデメリット



オーディオブックはめちゃくちゃ便利なんだけど、デメリットも当然ある。ここからは、実際に使って感じた不便な部分を紹介する。利用の際の参考にして欲しい。
ラインナップが少ない



オーディオブックは、とにかくラインナップが少ない。読みたい本が無いなんてことはザラだ。特に新刊はほぼ無いと考えておいた方が良い。
この辺りは仕方ない部分でもあって、オーディオブックの収録には結構かかる。オーディオブックの公式発表によると、完成尺の2倍~3倍の時間がかかっているそうだ。タイトルによって異なるが、おおむね完成尺が7時間だとすると、収録時間は数十時間が必要になる。
読み間違いや文章を読むスピードの調整もあるため、数字にわけて収録されているとのこと。そりゃ時間がかかるってもんだ。
だからこそクオリティは高いんだけど、ラインナップ数には影響が出てしまう。お目当てのものがない場合は、配信を待つしかないのが辛いところだ。




僕は我慢ができないから、すぐに本を買うけどね
>参考:オーディオブック制作の裏側–原作を重視し過程を踏んで作るオトバンクのこだわり
図や解説を見られない



オーディオブックは音声のみになるため、図や解説を見られない。本の中には図解があるものもあるんだけど、スルーされるので、理解しやすさでいえば、文字の読書と比べて少し劣る。特に以下の本は少し読みにくい。
- ミステリー小説(舞台の間取りがあるやつ)
- ビジネス書(イラストや図解で補完しているやつ)
- 新書(イラストや図解で補完しているやつ)
どれも実際の本を読まなければわからない部分ではあるから、より細かく理解したい場合は文字で読もう。僕はそうしてる。
読み返しや読み飛ばしができない



オーディオブックは音声を聴いて読み進めていくから、読み返しや読み飛ばしができないのも難点。今どこを読んでいるかは、章や節ごとにしか区切られていないから、微調整ができない。




Kindleのようにページ確認もできないしね
だから、聴き飛ばしてしまった部分に関しては、何秒か巻き戻すか諦めるしかない。それが重要な伏線だったとしたら、かなりもどかしく感じる部分が大いにある。
読書をする際に、何度も前のページに戻って読み返す人は注意しよう。今までと同じ読書体験はまずできない。
1冊あたりの価格が高い



オーディオブックの利用方法は、大きくわけて2種類ある。
- 月額利用のサブスクリプション型
- 1冊ごとの買い切り型
お得なのはサブスクリプション型なんだけど、「何冊も聴く暇はないしなぁ」という人がいるのも事実だ。そんな場合は買い切り型を利用する形になる。
ただこの買い切り型、かなり高い。本にもよるけど、紙や電子よりも1.5倍くらい高い。




朗読者やサービス提供の費用も入ってるから、仕方ないんだけどね……
だから、読むスタイルに拘らないのであれば、ハッキリ言って普通の読書で良い。
推しが朗読してくれていたり、耳からでも常に聴いていたいほど大切な知識があったりする以外は、サブスクリプション型を選ぶのをオススメする。
オーディオブックの選び方のコツ



オーディオブックは決して安くないサービスだ。さらに時間も限られている中で、複数のサービスを使うなんて正気の沙汰じゃない。
そこで、どのサービスを選ぶか迷った際のコツを紹介する。ぜひ参考にしてくれ。
聴きたい作品があるか



まずはこれ。聴きたい作品があるかどうか。オーディオブックを選ぶ際に重要なポイントだ。せっかく利用したのに,聴きたい作品がありませんでした、では話にならない。
オーディオブック各社のサービスでは、配信されている本を検索できる。無料で調べられるから、まずは検索してみて、自分が聴きたい作品があるかどうかを判断しよう。
なお、個人的にオススメなのは以下の作品。
- 騎士団長殺し
- 婚活食堂
- 果てしない物語
- リカバリー・カバヒコ
この辺りはめちゃくちゃ物語に入り込めたから、ぜひ体験してみて欲しい。
無料体験期間があるか



無料体験期間があるかどうかもチェックしたいポイントだ。基本的に、以下のような形で展開されている。
サービス名 | 無料期間 | 月額費用 |
---|---|---|
Audible | 30日間 | 1,500円 |
audiobook.jp | 14日間 | 833円 |
kikubon | 期間無し | 550円~ |
AmazonのAudibleは、流石の期間だ。30日間じっくり利用できるから、あらかた聴いたら退会しても満足できるだろう。定期的に復帰イベントとして2ヶ月間無料やらもしているのもあって、かなり利用しやすい。
一方のaudiobook.jpは、期間としては短いが年払いができる点が魅力。ラインナップは3年連続1位で15,000点以上と、まず飽きることはないだろう。
また、kikubonは無料で聴けるコンテンツが豊富だ。有料コンテンツの前に無料コンテンツを楽しめるから、気軽に試したいならオススメ。
使いやすさはほとんど変わらないから、月額費用で決めると良いだろう。
月額聴き放題プランがあるか



オーディオブックを選ぶ際に意識したいのが、月額聴き放題プランだ。先述したようにオーディオブックは1冊あたりの単価が高いから、聴き放題を利用する方がコスパに優れている。
Audibleやaudiobook.jpのように大御所は基本的に月額聴き放題プランでの利用になるから、基本的には気にしなくてOK。
ただ、中には聴き放題プランではなく単品購入のサービスがあるので、みんな一緒と考えないようにしよう。
明朗会計でわかりやすいか



支払いが明朗会計かどうかも大切。月額聴き放題プランのあるサービスだと、基本的に決まった金額だけを毎月支払うから、余計な迷いが生じなくて良い。
ただ、一部のサービスではややこしいものもある。例えばkikubonは以下のような料金体系だ。
結構わかりにくい。もらったポイントは本の購入で使えるんだけど、余計な頭を使わなくてはいけないのは地味にストレスだ。細かいやりくりができる人にはオススメしたいが、そうでない人は明朗会計なサービスを選ぼう。余計なストレスを感じなくて済む。
オーディオブックは本好きにとっての救世主



オーディオブックは本好きにこそオススメしたいサービスだ。何故なのか、本好きである僕の視点から解説する。
いつでも本を“読める”



オーディオブックの何が良いって、いつでも本を読める点だ。




いや、耳からやん……
と思うかもしれないが、本好きにとっちゃそんなことはどうでもいい。大事なのはただ1つ。本に触れていられるかどうかだ。なのに、ネックなのが本を読めない時間がどうしてもできてしまうことだった。例えば以下のようなシーン。
- 車の運転中
- お風呂
- 庭仕事
- 食事
- 家事
- 散歩
- ジョギング
- 筋トレ
視線が大事な場面では、どうしても本を読めないのだ。これが地味にストレス。もっと本を読みたいんじゃあ!
オーディオブックなら、そうした場面でも本を読める。耳から本に触れられるから、散歩だろうと食事だろうと、気にしなくて良い。読書好きには最高のサービスなのである。
心と耳が幸せになれる



オーディオブックの嬉しい点は、声優や俳優、ナレーター、アナウンサーといった方達が感情たっぷりに読んでくれる部分にある。体験してみないとわからないんだけど、これが地味に良い。
例えばなんだけど、これまで僕がオーディオブックを利用していて良かったと感じた本を挙げる。
- 騎士団長殺し:高橋一生
- 果てしない物語:緒方恵美
- ゼロの使い魔:釘宮理恵
- 婚活食堂:早見リサ
- リカバリー・カバヒコ:大原さやか
中でもオススメは『騎士団長殺し』だ。高橋一生が感情たっぷりに読んでくれる村上春樹の作品は、たまんねぇぜ! キャラクターをしっかり演じてくれているから、声とセリフが一体化して、まるで芝居を見ているかのような感覚になる。
また、地味に嬉しかったのが『ゼロの使い魔』。2000年代にオタクをやっていた身としては、釘宮理恵が朗読してくれるというだけでご褒美物だった。実際、ルイズの演技は完璧。そりゃそうだ、本人が演じていたんだから。
このように、オーディオブックは声で楽しめる。推しが読んでくれれば、心と耳の両方が幸せになるだろう。
新しいジャンルの本に挑戦しやすい



オーディオブックを使うメリットとして、新しいジャンルの本に挑戦しやすいというのがある。特にサブスクリプション型の効果が大きい。金額が月額費以上にかからないからね。
正直、利用していると、




あ、聴くものがねぇや
ってことに必ず遭遇する。誓っても良い。そんな場合に、とりあえず聴いてみるかーで新しいジャンルに挑戦できるのは、オーディオブックのメリットだ。音声だから、本を開くよりハードルが下がるんだよね。
そんなことあるぅ? と思う人はYouTubeを思い浮かべてみて欲しい。何となくで見た動画、ないかい? あれと同じ。
新しいジャンルの本を読むと、それだけ知見が広がる。自分の興味分野が広がって、仕事やプライベートにも活かせるようになるかもしれないと考えると、効果は大きいのだ。
サブ機のスマホを有効活用できる



オーディオブックは基本的にスマホで聴く。この場合に活用したいのが、サブ機のスマホだ。SoftBankの調査によると、スマホを2台以上持っている層は3割近くいる、僕もかつてはそうだった。
この場合、サブ機のスマホの使い道として、オーディオブックの利用を利用してみよう。Wi-Fi環境でデータをダウンロードしておけばモバイル回線に繋がっていなくても使えるし、不便は特にない。むしろメイン機の回線やデータを圧迫しないから、快適ですらある。
実際、サブ機を動画鑑賞や音楽再生として使っている人も多い。オーディオブックも同じ使い方が可能だ。
機種変更して古いスマホを持て余している人は、オーディオブックをインストールして活用してみよう。
小説家を目指すのにもオーディオブックは役立つ



オーディオブックは、小説家を目指している人にもオススメできる。なぜなら、文章の構成を紙よりも理解しやすいためだ。
文字を読む必要が無いから、耳から入った情報を通常の読書よりも把握しやすく、作者の思考を読み取れるようになるだろう。
実際これは僕も感じていて、人気の作品ほど凄まじいテクニックが秘められているのだとわかるようになる。
こうした点は僕も専門学校で学生に文章技術を教える際に伝えているんだけど、オーディオブックなら意識するだけで身に付けられる。
日本語は誰でも書けるが、小説家となるとまた違ったテクニックが必要だ。そのテクニックを知るのに、オーディオブックはめちゃくちゃ役に立つ。
小説家を目指している人は、無料期間でも良いからぜひ試してみて欲しい。新しい気付きを得られるはずだ。


オーディオブックを使って耳からも読書をしよう



オーディオブックは本の朗読サービスだ。声優や俳優、アナウンサーなどプロの人たちによって読まれた本を、耳から体感できる。まさに従来の本では得られなかった、体感型のサービスだと言えるだろう。
耳しか使わないからこそ、両手が塞がっている状況でも本を読め、散歩やランニング、運転中でも読書ができる。本好きにはたまらないサービスだ。




いつでも本を読んでいたい!
こんな人には間違いなく刺さるから、ぜひ無料期間でもいいから楽しんでみて欲しい。
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