使い道で迷ってる?万年筆ユーザーが教える「万年筆の使い道」まとめ12選

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せっかく万年筆を買ったのに、どこで使ったらいいの?

使っているけど、他にも使い道ってあるの?

わかる。わかるぞぉ、その悩み。

万年筆を使い始めてもう10年くらいになるが、僕も使い始めはそんな悩みをずっと抱えていた。

ただ、万年筆と言っても所詮は「字を書く道具」に過ぎない。

ボールペンやシャーペンと同じように、肩肘を張らないで使うのが一番だ。

今回は、そんな万年筆ユーザーに向けて、万年筆歴10年の僕がオススメする「万年筆の使い道」を解説しようと思う。

  • 万年筆をもっといろんな場面で使いたい!
  • 万年筆の使い道って何があるの?

そんな疑問を持っている人の助けになれば幸いだ。

結論から言えば、万年筆の使い道は結構あるので安心して欲しい。

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目次

日常での万年筆の使い道

まずは、日常における万年筆の使い道を解説していく。

おそらく一番使うのが日常での場面になるだろう。

僕も間違いなく日常で一番万年筆を使っている。

日記を書く

日記、書いてますか?

近年ではデジタルで日記を書いている人も多いだろうが、日記帳に書くのも良いものだ。

僕も初めて万年筆を買ってからというもの、ずっと日記を書いている。

日記帳というと、初めて書くには敷居が高く感じるので、オススメは大学ノート。安いノートでも日記は書ける。

実際、僕も初めて日記を書いたのは大学ノートだった。それも毎日ではなく、思いついた時に書いていた。

日記を書くと、その日にあったことをわかりやすく纏めて書くようにあるので、思考力をまとめる訓練にもなる。

他にも精神的な健康や、クリエイティブな思考の強化にも繋がるという研究結果も出ているので、オススメだ。

>>日記を書いた方が良い理由と科学的根拠

勉強で使う

定番だが、勉強で使うのも有用だ。

万年筆は筆記時に力が必要ないことから、書くことに集中できる。

勉強において余計な力が必要ないため疲れにくいという点がある。

また、単純に「万年筆を使っている」ことでモチベーションが上がる。

インクは黒よりもブルーブラックのような青の方が記憶に残りやすいそうだ。

司法試験などの論文の試験で使用する人も多く、筆記時に力が必要ないため、スピードや量が求められるシーンにはピッタリだろう。

手紙や年賀状を書く

万年筆で書いた字は、インクの濃淡やトメ・ハネがしっかり表現できることから、書いた人の味や感情が出る。

そのため、手紙や年賀状で使う人が多い。

自分が手紙や年賀状を受け取った時のことを思う浮かべて欲しいのだが、印刷されたものよりも手書きの方が嬉しくはないだろうか?

誰かに気持ちを伝えたい時ほど、万年筆を使って字をしたためるのをオススメする

その場合は、細字よりも中字のように太めの字幅を使うと、より書き手の感情が出るだろう。

思考をアウトプットする

万年筆は、筆圧なしで書けるため、慣れるとボールペンより素早く書ける。

思考をアウトプットするのは難しく、大抵の場合、思考の速度に文字が追いつかない。

タイピングや手書きをしていてそんな場面に遭遇した人は多いだろう。

万年筆はタイピングほどではないが、ボールペンより早く手を動かすことができる。

また、手書きには能を活性化させる効果も認められいる。

思考をアウトプットするには、手書きが一番良く、その中でも「疲れない」「早く書ける」万年筆は、もってこいなのだ。

仕事での万年筆の使い道

仕事でも万年筆って使えるの?

大丈夫だ、ちゃんと使える。

6年以上職場で万年筆を使ってきたが、使いどころさえ間違えなければ、最高の相棒になってくれる。

ここからは、仕事で経験した「これは使える!」と感じた使い道を紹介する。

メモを取る

定番だが、メモを取るのにめちゃくちゃ使える。

電話でもいいし会議でもいいし、商談でもいい。

筆圧をかけずに書けるため、さらさらっと文字が書けるのは万年筆の強みだ。

メモなので、後から辛うじて読めるくらいでいいため、ボールペンより万年筆の方が書きやすくすら感じられる。

その際、個人的にはノック式の万年筆をオススメする。

キャップ式はやはり、いちいち外すのが面倒くさいため、瞬間筆記を求められるシーンでは間に合わないのだ。

メッセージカードを書く

小さなことだが、手書きのメッセージを添える時にも万年筆は役に立つ。

ボールペンと万年筆とでは、字が持つ感情が全く変わって見えるのだ。

そんなん筆跡で違うやろ? と思うかもしれないが、待って欲しい。

ボールペンのように均一な字幅では表現できない味が、万年筆には出せるのだ。

そのため、見た目からして全く違うメッセージカードになる。

ありがとうございました、など何でもいい。

誰かに気持ちを伝えたい時は、万年筆で書くとより気持ちが伝わりやすいので、是非活用して欲しい。

手書きマジックは存在する。

思考を整理する

何かの資料を作らなければいけなかったり、一度思考を整理したい時にも万年筆は活躍する。

思考を整理するには、紙に書き出すのが一番効率的かつ効果的だ。

「パワーポイントで作る資料をどうデザインしたいのか」とか、「このまま進めたら結果はどうなるだろうか?」など様々な場面で役立ってくれる。

もちろんボールペンでも可能なのだが、先述したようにボールペンでの筆記では余計な力が必要になる。

人間、思考するには余計な要素を極力排除するのが一番効果的だ。

筆圧すらも排除できる万年筆は、思考を整理するのにピッタリな相棒なのである。

趣味での万年筆の使い道

日常、仕事と来たら、次は趣味だ。

趣味こそ、万年筆が一番活躍できる場所と言っても過言じゃない。

何しろ僕も含めて趣味で万年筆を使い倒している人間は山ほど存在する。

ここからはその中でもごく一端をご紹介する。

字を練習する

万年筆を買って誰もがまず最初に挑戦するのが、「字の練習」だろう。

自分の字が汚いから、少しでも綺麗にしたい。

せっかく万年筆を使っているんだから、少しでも綺麗な字を書きたい。

そんな願望は誰しもが抱くものだ。

ペン習字のテキストを買って練習し、より綺麗な字を目指すのはとてもいい。

何より、「字が綺麗だね」と言われるとめちゃくちゃ気持ちいい

綺麗な字を書きたいと思う人には、万年筆を使って字の練習をするのをオススメする。

小説のアイデア出し

一次小説や二次小説を書いている人なら、小説のアイデア出しとしても活躍してくれるだろう。

もはや万年筆を使って原稿用紙に書く時代は終わった。

今はパソコンでタイピングして小説を書く時代だ。

しかしそんな中でも、小説のアイデア出しは未だに手書きが一興だ。

AMG時代に教わった現役のプロ作家の方々も、アイデア出しは手書きという人が多かった

小説を書いている人。

もしくはこれから書こうと考えている人は、一度万年筆でアイデア出しをしてみよう。

絵を描く

万年筆ユーザーで絵を描いている人は結構多い。

ワークショップなども開催されているくらいだ。

万年筆画家で絵本作家でもあるサトウヒロシ氏はその最たる存在だろう。

本も出版されているので、万年筆で絵を描いてみたい! という人はチャレンジしてはいかがだろうか?

 TwitterなどのSNSで手書きツイートをする

万年筆が好きな人がやることでも上位に君臨するのが、SNSの手書きツイートだ。

以下のようなツイートを見たことがある人は多いのではなかろうか?

手書きでSNSを利用する強みは、「文字数の制限を受けない」という点だ。

特にTwitterは文字数制限があるため、言いたいことを手書きで書いてツイートするという手法は、実に合理的な方法となる。

もちろん、字が綺麗であるにこしたことはない。

ここで冒頭の「字を練習する」に戻るのだ。

万年筆は実に業が深い。

カリグラフィー

カリグラフィーは専用のペンがいくつもあるが、万年筆のメーカーでもカリグラフィー用の万年筆を出しているメーカーが存在する。

ただ、カリグラフィー専用のペンと比べると、やや物足りない印象を受けるのは事実だ。

個人的にはセーラーの「ハイエースネオ カリグラフィー」がオススメ。

少々値が張るものの、カリグラフィーの説明書がついていたりと親切なので、初めての人でも取っつきやすくなっている。

まとめ:万年筆の使い道は結構ある

万年筆の使い道は、「手書き」という位置付けから離れることができない。

一方で、手書きという部分に焦点を絞れば、万年筆の使い道はまだまだ存在する。

特にSNSでの手書きツイートはその最たるものだろう。

万年筆を買ったけど使い道に困っている人は、是非参考にしていただければと思う。

今回紹介した中なら、日記が断トツでオススメ

日記をつけていると、後から振り返った時に昔の自分がどう思っていたのかが見られて楽しいからだ。

良い万年筆ライフを送れることを心より祈っている。

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