Netflix(ネットフリックス)でオススメしたい海外ドラマ①『ラスト・キングダム』【ドラマ紹介】

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NetflixやHuluなど、VODサービスが多くなってきた昨今、どの作品が面白いのかわからない状態になってきた。

作品が多すぎて何を見て良いのかわからないという、贅沢な悩みに陥ってしまっている。

夏休みやお盆休み、冬休みなど長期休みになると、家でゆっくり海外ドラマでも見ようかな……という人が増えるだろう。

今回は、6年ほどNetflix(ネットフリックス)を使っているヘビーユーザーである僕がオススメする、オリジナルの長編大河ドラマを紹介したいと思う。

・長期休みの間に没頭できる海外ドラマってある?
・Netflixでオススメのドラマある?
・海外の大河ドラマを見てみたい!
という人にはぶっささる作品だ。
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目次

イギリス版大河ドラマ『ラスト・キングダム』の大まかなストーリー

ラスト・キングダムの舞台は、9世紀のイングランド(イギリス)だ。サクソン人とヴァイキングのデーン人が争いを繰り広げていた中世になる。日本だと平安時代あたり。

ちょうとアサシンクリードヴァルハラでも同じ舞台を描いていたので、ゲームをプレイした人はあの時代を思い浮かべてくれればOK。

この頃のイングランドはまだ7つの王国にわかれていて、ヴァイキングに侵略されまくっていた。領土を取られたり取り返したりをずっとしていた。

主人公のウートレッドは、サクソン人であるが故郷をデーン人に襲われ、その後はデーン人として育てられた。

やがてデーン人として成人したウートレッドだったが、とある事件をきっかけに居場所を無くしてしまう。サクソン人とデーン人との争いが激化する中、ウートレッドが身を寄せたのはサクソン人の国「ウェセックス」だった。

ウートレッドの他にもうひとりキーパーソンとして存在するのが、アルフレッド王である。

たぶん「誰?」という人がめちゃくちゃ多いと思うが、イギリスの歴史において大王と称される君主だ。英国海軍の父とも呼ばれている歴史上の偉人である。

そのアルフレッド王は、熱心なキリスト教徒だった。イングランド(イギリス)にキリスト教文化を復興させた彼は、だからこそ最も頼りにした「異教徒の友」を歴史に書き残せなかった。それが、ウートレッドなのだ。

ウートレッドは、サクソン人とデーン人の間で板挟みになりながら、アルフレッド王のために命を賭けて戦っていく。

兄弟同然として育てられたデーン人との戦争。同胞であるデーン人を殺してしまったが故についた「デーン殺し」の異名。

そして、キリスト教に改宗せず洗礼も受けないウートレッドは、サクソン人の中にも居場所がない。

しかし、過酷な運命に翻弄されながらも果敢に抗っていく彼の元には、いつしか仲間たちが集うようになっていた。

歴史に書き記されなかった英雄は、果たしてどんな人生を歩んだのか――?

というのが、ざっくりとした概要。

2021年7月現在では、シーズン4まで製作がされていて、完結編であるシーズン5も製作が決定している。

視聴数が無ければすぐに打ち切る週間少年ジャンプスタイルのNetflix(ネットフリックス)においては、珍しい長編シリーズだ。

歴史小説家バーナード・コーンウェルの「The Saxon Stories」が原作で、ウートレッドは架空の人物とされている。

そのため、

  • 故郷を襲われ、敵対組織に育てられたため自分の生い立ちに悩む
  • 歴史書に書き残されなかった真実の英雄
  • 戦闘はやたらと強い
  • イケメン

ちょっとウートレッドさん、属性盛りすぎでは? なくらい主人公している。

だが、奴隷として売られたり恋人を殺されたりと、人生はハードモード。帳尻はとれている。

中世ヨーロッパの姿もしっかり描かれているので、この頃の鬼畜文明を背景に見るとより楽しめる。

下記に予告動画を貼っておくので、雰囲気を掴むためにも一度見ておくのをおすすめする。

露骨なキリスト教ageを許容できるかがカギ

もう仕方の無いことだが、キリスト教をageにageまくっている。

キリスト教を信仰するサクソン人を理知的に描き、オーディンなど北欧神話を信仰するデーン人は「野蛮で粗悪な極悪人」と描く。

そのため、デーン人の行動がやられ役に徹してしまっている部分が多く見られる。

前述したようにウートレッドの物語であると共に、アルフレッド王――そしてウェセックス王国の物語でもある。どうしても敵対するデーン人を野蛮人として描く必要性が出てくるのだろう。

ストーリーはウートレッドを中心に描かれているのでわかりにくいのだが、歴史上の出来事をしっかりなぞっている。

ラスト・キングダムを見ていると、ぼんやりとだが9世紀イングランドの時代背景がわかるのは良いポイントだ。知らない間にイギリスの歴史に詳しくなる。

キレ物のデーン人が登場するのは終盤も終盤なので、それまではデーン人の描き方にやきもきしていまう面がどうしても出てくる。

略奪! 略奪! 略奪!

デーン人はそれしかない。いやま、間違ってはいないのだけども。

熱心なキリスト教信者が多く配置されているため、合わない人はストレスを感じてしまうだろう。

バランスを取るなら、アサシンクリードヴァルハラを遊んでみるといい。

こっちは同じ時代のデーン人を主役にした物語なので、双方の視点からイングランドを楽しめる。

悪いところ:いつも序盤が盛り上がらない

ラスト・キングダムの一番の欠点は、テンポが良いのに序盤が全く盛り上がらないことだ。

ゆっくりと時間をかけてストーリーを進めていくから、中盤まではどうしても盛り上がりに欠ける。

しかし中盤以降は事件に次ぐ事件が起こり、息をつく暇が無い。

実は序盤の細かい部分に盛り上がる要因がそこかしこに仕込まれていて、気がついたらジェットコースターの頂上まで来てるのだ。仕込みが完了したら、後は下るだけ。どうぞ楽しんでくださいって背中を押される。

ジェットコースター展開になっているから、シーズン全てを見終わったら、放心している自分に気がつく。

これがシーズン1~4までずっと続く。

僕自身、いつも途中で「これで見るの止めるか」と思うのだけど、中盤以降毎回盛り上がるから、結局続きを見てしまう。アメとムチの使い方が異様に上手い。DVされてんのかこれ。

体感ではあるが、半分(4~5話)を越えるとストーリーが一気に加速する。

それまでは日本のドラマなみに丁寧なストーリーが展開していく。

これを許容できるかどうかが、ラスト・キングダムを楽しめるかどうかのポイントとなっている。

まとめ:好みはわかれるが、ハマればがっちりハマるドラマ

「ラスト・キングダム」は、9世紀のイングランドを舞台にしたドラマだ。

魅力的な主人公が力強く物語を引っ張っていくし、感情移入もしやすい。

イングランドの歴史を知らなくてもすんなりと入っていけ、合戦や戦闘シーンも多いので、楽しめるシーンも多い。

終盤にかけての盛り上がりは、序盤の丁寧なストーリー展開もあって目が離せないほど。最終話近くは夜に見ない方がいい。気になって眠れなくなる。

  • 中世イギリスを下地にした大河ドラマ
  • 魅力的な主人公ウートレッドの数奇な運命
  • 完結編のシーズン5まで制作が決定している

これらが「ラスト・キングダム」の魅力なので、もし長期休みで何を見ようか迷っている人、もしくは人と違う海外ドラマを見たい人には、是非オススメしたい。

以下からNetflix(ネットフリックス)公式サイトにGOだ。

最近アニメにハマってるんだよなーって人は以下がオススメ。

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