【実録】専業Webライターの1日の作業量とスケジュール。割と自由です。

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専業になったけど、みんなどういうスケジュールで仕事をしてるの?

フリーランスになったら、自分で自由に時間が使えるから良いんだろうな

こんな風に考えてはいないだろうか。

わかる。通勤が嫌でドロップアウトした身としては、フリーランスの自由に使える時間に憧れる気持ちは、誰よりも共感できる。

一方で、専業になったらどんな働き方になるのか想像しにくいのも確かだ。明確な違いがないのなら、独立をする意味ってあるの? と思う人もいるだろう。

そこで今回は、専業Webライターとして働く場合の1日のスケジュールを公開する。参考にするのも良し。イメージするのも良し。好きな風に使ってくれると幸いだ。

あさき

あさきです。Xnoteカクヨムで作品を連載中。Kindleでお仕事ラノベも出版しています。お問い合わせはこちら

目次

専業Webライターの1日の作業量とスケジュール

結論から言おう。専業5年目の僕のスケジュールは、以下の通りとなる。

時間帯やっていること
6:00~7:30起床、犬の世話
7:30~8:00ブログ記事の執筆
8:00~9:00アニメ視聴
9:00~10:00実家の管理(庭仕事など)
10:00~11:30Webライターの仕事
11:30~14:00昼食 + アニメ鑑賞
14:00~18:00Webライターの仕事
18:00~19:00犬の世話
19:00~20:00Webライターの仕事
20:00~22:00晩ご飯 + 家族との時間
22:00~23:00事務作業 + プライベートな時間
23:00~0:00お風呂 + 寝る準備
0:00~就寝

うちは実家を管理する人間がいないから、作業場兼事務所として使っていたり、遺品整理や農業をしたりと、余計な時間も多い。

なので、置き換えられる部分は、各自好きなように自分の予定を当てはめて欲しい。

ちなみに僕は予定がなかったら働きたいタイプの人間だから、これといって休みを作ってはいない。仕事に影響しない範囲で、適度に自由時間を調整するくらいで日々を過ごしている。

仕事の時間

まず、誰もが気になっているであろう仕事の時間は、以下のように確保している。

  • 午前:10:00~11:30
  • 午後:14:00~18:00
  • 夜:19:00~20:00

トータルで6時間半。場合によっては6時間になることもある。

独立したばかりの頃は働き方が下手かつ案件の単価が恐ろしく低かったのもあって、9:00~2300までぶっ通しで働くことも多かったけど、今は落ち着いている。

また、僕の場合にはなるけど、連続して働ける時間が4時間までとわかったのもあるので、調整しているのもある。

フリーランスは働く時間を好きに調整できるから、自分が過ごしやすい時間を調整できるのがビジネスパーソンとは違って良い点だ。

家庭の時間

仕事以外の時間は、基本的に家庭の時間にしている。妻とテレビを見たり、犬と過ごしたりといった時間だ。リフレッシュの時間とも言っていい。

ひとりの方が落ち着く人間ではあるけど、家族と過ごす時間も大切だ。

このあたりは家庭環境にもよるから一概には言えないけど、確保できるのであれば確保しよう。

プライベートの時間

プライベートの時間ももちろん確保している。といっても、僕の場合は以下のように隙間時間だが……。

  • 9:00~10:00
  • 22:00~23:00

ただしこれだと足りないから、金曜と土曜だけ、次の日の朝に用事がない限り、夜遅くまで起きるのを自分に許可している。ゲームしたいし!

プライベートの時間をどう確保するかは、環境にも影響されるから人による。僕は実家の管理もあるから午前中の1時間をプライベートかつ実家を管理する時間としているけど、時間の確保が難しい人は、どうやって時間を捻出するかを考えてみよう。

専業Webライターがスケジュールで考えなければいけないこと

専業Webライターは、自由に時間を使えるからこそ、スケジュールが非常に重要だ。優先すべきポイントが複数ある。

その中でも重視して考えなければいけない点を見ていこう。

納期

納期

言わずもがな、Webライターにとって最も守らなければならないのは、納期だ。だからこそ、作業時間を組み立てる際は納期が最優先事項となる。赤字でも太字でもなんでもいいから、とにかく目立つように納期を把握できる形を構築しておこう。

僕の場合、印刷したカレンダーに付箋を貼って納期を把握している。それに合わせて、パズルのような形で作業日を決め、時間を作っている形だ。詳しくは以下の記事を参照。

とにもかくにも、納期は作業時間の目処を立てるためには最重要項目だから、その月にある納期は全て把握しておこう。

スキルアップのための勉強時間

本

Webライターにとって、スキルアップのための勉強時間も大切だ。いくら人が読める文章を書けるといっても、勉強しなければ衰えていく。いろんな文章に触れて、自分の文章力を高めていく必要がある。

また、資格を取得する人も同様だ。自分の強みを得るためにFPや宅建などの資格を取得する場合、勉強時間を確保しなければいけない。

専業のWebライターになると、自分の身を助けてくれるのは自分しかいない。だからこそ、常にスキルアップできる時間は確保するようにしよう。

自由に使える時間

作業時間を確保する際は、自由に使える時間も入れるようにしよう。いわゆるプライベートな時間だ。

個人的に不要かなとも思っていたが、なければないで精神的にしんどくなるケースが多かったから、今では確保するようにした経緯がある。

5分でも10分でもいい。家族がいる場合は、不和にならない程度の時間を見極めた上で、1日のスケジュールに入れ込んでいこう。我が家のように愛犬(ペット)と戯れる時間としてもいい。

Webライターばかりの仕事をしていると、徐々に精神的な余裕がなくなっていくから、意図して作っておくことをおすすめする。気分もリフレッシュするしね。

2割の余力を残す

睡眠

専業であれ副業であれ、Webライターを始めたら、とにかく予定をギッチギチに入れたくなるものだ。動いていないと「収入が減るかも!?」と不安になるからだ。

わかる。僕もそうだった。

だが、ギッチギチに予定を詰め込んでいると、以下のような場面で対応できなくなってしまう。

  • 新規の案件対応
  • 納品したものの修正

これらを見越して、2割は余力を残しておこう。もし余力がそのまま残ってしまったら、その時間を使ってスキルアップの勉強をすればいい。

仕事を依頼する側にとって、ライターがすぐに対応してくれるかどうかは安心感に直結する要素の1つだ。

だからこそ、常に余力を残しておき、即時対応できる状態を維持するようにしよう。

専業Webライターが1日の作業量を決めるポイント

いきなり1日の作業量を決めようとしても、難しいものだ。そこで、ここからは僕が作業量を決めているポイントを紹介する。自身のスケジュールを決める参考になれば幸いだ。

実現したい収入額

まず、実現したい収入額がどれくらいかを決める。ここは個人によって変わると思うから、ここの生活水準に合わせて決めよう。

例えば、月に20万円の収入を得たいと考えた場合、以下のように考える。

1文字1円の場合
  • 200,000文字 ÷ 20日 = 10,000文字 / 日
  • 200,000文字 ÷ 30日 = 6,666文字 / 日
1文字2円の場合
  • 200,000文字 ÷ 20日 = 5,000文字 / 日
  • 200,000文字 ÷ 30日 = 3,333文字 / 日

こうすると、大体どれくらい働けばいいのかが見えてくる。ゴールを決めた方が作業量を決めやすくなるから、毎月どれくらいの収入が欲しいのかを事前に決めておこう。

案件の単価・報酬

作業量を決めるにあたって、案件の単価や報酬も大切だ。先ほどの見出しに書いた作業量を決める式を思い出してくれるとわかりやすいんだけど、単価や報酬が高いほど、必要な作業量は減る。

そのため、Webライターは何よりも案件の単価や報酬をどう上げていくかがテーマになってくる。資格を取ったりスキルを向上させたりする人が多いのは、そのためだ。

とはいえ、前述したように1ヶ月20万程度ならば、文字単価2円なら余裕で解決できる。サクラサクワークスやミライトマッチなら文字単価2円の案件が多いから、挑戦してみると良いだろう。

仕事をしない時間

Webライターにとって、仕事をしない時間も大切だ。もちろん、ワークライフバランスを考えようとか言いたいわけじゃない。専業にそんなものはないからだ。

そうではなく、仕事をしない時間=スキルアップや体調を整える時間、と考えて欲しい。もしくはリフレッシュの時間でも良い。

僕の場合、仕事をしない時間を意図的に作って、家族やワンコとの時間、実家のメンテナンスをする時間に充てている。

また、同じような考え方で勉強する時間に使っても良い。例えば、FPや宅建の資格を取得するための時間にする、といった使い方だ。資格は端的に自分のスキルを証明してくれるものだから、案件獲得の意味でもメリットがある。

Webライターになると、空き時間まで書き物をしてしまうが、そうした時間を意図的に無くし、スキルアップや休息する時間を作るようにしよう。

専業Webライターが作業時間を確保する方法

作業時間

専業のWebライターになると、とにかく休むのが怖くなる。これはライターだけでなく多くのフリーランスに共通するものなのだが、休んでいると収入が減るんじゃないかとヒヤヒヤするのだ。

この気持ちに関しては、逃げられないものだと思って欲しい。どう気持ちを切り替えても、常に頭のどこかに付きまとってくる。

だからこそ、僕たちには作業時間をどう確保していくかが重要になる。心の安寧のためにも、これから紹介する方法が参考になれば幸いだ。

仕事をしやすい環境を作る

Webライターが作業時間を確保するには、仕事をしやすい環境をどう作っていくかが大切だ。環境次第で集中力が大きく変わる。

かくいう僕も、いろんな方法を試して今の形に落ち着いている。そして、これからも環境を改善していくだろう。

ここからは、個人的に効果があった方法を紹介する。合う合わないは個人によるから、いけそうだなと思ったものを試してみて欲しい。

有線接続できる機器で揃える

まず、仕事道具はすべて優先接続で揃えた。Bluetooth接続だけのものは極力排除している。というか、無い。

コードは邪魔になるじゃないか

と思うかもしれないが、快適に仕事をするためには有線接続の安定性は必須だ。断線しない限り使える道具で揃えると、ノーストレスの環境を構築できる。集中するには不安定さは邪魔なんだ。

意識高い系の人たちは良くBluetooth接続やコードを隠すことを推奨しているけど、あんなのは糞の役にも立たない。仕事は安定した環境を求めるべき。

故障率も有線の方が少ないしね。

好きな作業用BGMを集める

次に、好きな作業BGMを集める方法がある。僕はYouTubeで「作業用BGM」の再生リストを作って、好みに合わせてリピート再生をしている。最近のブームはブラウンノイズ。

もしくは、昔使っていたウォークマンから再生することもある。曲が切り替わるから、同じ曲に飽きた場合に効果的な方法だ。

ただ、Webライターは言葉を使う仕事なため、ボーカルがあると邪魔に感じることがある。そうした事態を避けたいのなら、やはりボーカルの無い作業用BGMがオススメだ。

居心地の良いカフェや公園を見つける

外で作業しないと集中できないという人は、居心地に良いカフェや公園を見つけよう。公営の公園の中にはカフェを併設しているところもあるから、そうした場所を使うのもオススメ。

僕の場合、滋賀県立図書館に行くついでに、びわこ文化公園で執筆することもある。本当に稀だけど。

カフェや公園で仕事をする場合、注意したいのが雑音だ。周囲に音や声が入ると集中できない人は、なるべく家の中でした方が良い。ソースは僕。

この辺りは個人の素質に大きく影響するから、集中できる環境はどこなのかを把握した上で、作業場所を確保しよう。

時間割を作る

スケジュール管理

時間を確保する方法として、時間割を作るのもアリだ。メリハリがつくため、集中しやすくなる。

いろんな方法があるけど、僕の場合はウィークリーのスケジュールを印刷して、小型の付箋を貼って管理している。詳しくは以下の記事を参照。

フリーランスは仕事とプライベートの境界が曖昧になる。だからこそ、明確に仕事をする時間を見える化し、それ以外の時間はプライベートや勉強の時間に充てるようにしよう。その方が精神的に楽になる。

PDCAを回して改善し続ける

PDCA

作業時間は、一発で自分にとってベストな時間を作れることがまずない。予想していたより集中できなかったり、予想以上に集中できたりといったケースが必ず発生する。

そんな状態が出てくれば、PDCAを回して改善していこう。

例えば僕の場合、以下のような形で変遷している。

  1. 1日のすべてを作業時間に充てる
  2. 50分仕事をして10分休むに切り替える
  3. 集中できなかったから、1時間ごとに休憩を作る
  4. やっぱり集中できなかったから、音楽を聴き始める
  5. YouTubeで集中できなくなったから、無音で作業をし始める
  6. 集中できないから、ウォークマンを使う
  7. 時間を区切ると集中できないから、キリの良いところまで進めるように
  8. ウォークマンに飽きたから、ブラウンノイズを嗜む
  9. ブラウンノイズに飽きたから、作業用BGMに戻る
  10. 作業用BGMで集中できなくなったから、ウォークマンを再び使い始める

見事にふらふらしている。だが、これでいい。同じことを繰り返してはいるけど、ちょっとずつ改善できている実感があるからだ。

僕は音楽がないと集中できないタイプだから、音楽を起点にしてPDCAを回している。

作業時間の確保については、人によってそれぞれ正解がある。みんなも自分なりの回答方法を見つけて欲しい。

休む

専業のライターにとって、休む時間も大切だ。疲れた状態だと頭が回らない。だから、適度に休む時間を作ろう。

幸い、フリーランスはどう時間を使おうと、納期に間に合う限り文句を言われることがない。つまり、疲れたらいつでも休める。

とはいえ、そんなことをしているとだらけてしまうのも間違いないから、意識的に作っていくのも大切だ。

例えば僕の場合、以下のように時間を作っている。

  • 9:00~10:00
  • 13:00~14:00

この時間は昼寝をしたり農業をしたりと、リフレッシュできるようにしている。そうすることで気分が切り替えられるし、頭も起きる。

オススメは仕事の合間に休む時間を作ること。自分が最適なパフォーマンスを得られるように時間割を作っていこう。

専業Webライターはベストな作業時間を模索するのも大切

専業のWebライターにとって、作業時間の確保は大切だ。作業時間=収入になるため、できるなら確保しておきたい。

しかし、それまで社会人として働いてきた人間にとっては、自由がありすぎてどう時間を割り振りしていいのか悩んでしまうのも確かだ。

今回紹介したのは、あくまでも僕が4年間いろんなことを実践した結果、効果があったものばかりになる。合う合わないもあるだろうから、ぜひいろんな方法を試して、自分なりの最適解を見つけていって欲しい。

この記事が、作業時間の確保で悩むWebライターの参考になれば幸いだ。

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