誰でもできる!臭くならないカメムシの撃退・駆除の仕方【実証済】

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カメムシが嫌いだ。

あの形といい、悪臭といい、良いところがひとつもないカメムシを、好きになる理由が見つからない。

しかも冬になると洗濯物についたり家の中に入ってきたりと、生活を脅かしてくる。

田舎に住んでいると、もはや同居しているんじゃないかってくらい、冬近くにあるとカメムシを見かけるようになる。勘弁してくれ。

実際、カメムシに悩んでいる人は多いだろう。

今回は、そんなカメムシの「臭くならない撃退・駆除法」を解説したいと思う。

  • カメムシの臭いを出さずに撃退・駆除する方法ってある?
  • カメムシを家に近付けないようにするにはどうしたらいい?

という疑問の参考になれば幸いだ。

結論から言えば、カメムシから臭いを出さずに撃退・駆除する簡単な方法は存在する。

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目次

カメムシは何で洗濯物についたり家に入ってきたりするの?

そもそも根本的な理由で、何故カメムシは洗濯物についたり、家の中に入ってきたりするのだろうか?

普段は見かけないのに、何故か冬になるとどこからともなく現れるのがカメムシだ。

そもそも、カメムシはどこから発生して侵入してくるのか。

敵を知り己を知れば百戦危うからず、と孫子も言っていた。

まずはカメムシについて丸裸にしていく。

ちなみにだが、カメムシは英語でも「Stink bugs」と呼ばれていて、直訳すると「臭い虫」という意味になる。

やつらの臭さは万国共通だ。

カメムシは普段は森や林に住んでいる

カメムシは年中発生している昆虫で、年に1~2回繁殖を行う。

その内、どんな種類のカメムシであっても、自分が餌にする植物の近くで生活している。

庭に植えているような木(ツツジなど)に生息する場合もあるが、大体は森や林に住んでいる。

そのため、人間の生活圏とは微妙に被っていない。

被るとすれば、ガーデニングが趣味の人とくらいか。カメムシの被害に悩まされている人も多いだろう。

しかし、奴らは、冬になると生息域が変わる。

カメムシは寒いのが苦手

カメムシは越冬する虫だ。

幼虫のまま過ごしてくれたらいいのに、成虫になってわざわざ越冬をする。

自分が冬を過ごす際を思い浮かべて欲しいのだが、冬になると暖かい場所に行くのは、人でも同じだ。

誰でも暖房をつけるし、コタツに入って体を温める。

カメムシもそう。

寒いのが苦手なカメムシは、暖かい場所へ行こうとする

そして冬において一番暖かくて身近な場所は……人家なのだ。

  • 暖房が効いた家の中 ⇒ あったかい
  • お日様にあたった洗濯物 ⇒ あったかい

そう考えると、上記にカメムシが集まるのも理解できるだろう。

彼らは越冬するための良い環境を探して、人に近付いてくるのだ。

しかも、カメムシは白い色が大好きだ。

僕たちも洗濯して真っ白になったTシャツやタオルが大好き。

もやは人の行動がカメムシを呼び寄せていると言っても過言じゃない。

カメムシの悪臭は分泌液

カメムシが悪臭を発する原因は、分泌液だ。

刺激を受けると強烈な悪臭を放つが、自然界で外的に襲われた際に行う威嚇や防御の役割を担っている。

他には、仲間に危険を知らせるフェロモンのような意味合いも兼ねている。

カメムシの悪臭による被害は2パターンに分けられ、

  1. 肌や洗濯物、部屋にしばらく悪臭が残る
  2. 分泌液を触った手で目や皮膚に触れて炎症する

どちらも経験したことがるのではあるまいか?

放っておく理由が無いほど、害虫をしている。

カメムシ、許すまじ。慈悲は無い。

しかしカメムシは、自分の出した悪臭でショック死もする。もはやあっぱれ。

カメムシの撃退・駆除方法①:洗濯物についた場合

まず真っ先にカメムシの被害を受けやすいのが、洗濯物だ。

先ほど述べたように、お日様の光を浴びた洗濯物は暖かい。

冬に備えてカメムシが洗濯物にひっつくのは仕方ないのだが、知らずに触れたりして悪臭が手や服についたりすると泣けてくる。

洗濯物についているカメムシを見つけた場合の対処法を解説する。

1.殺虫剤を使う

鉄板の方法だ。

カメムシに効果のある殺虫剤を使って、対処する。

確実に仕留められる反面、殺虫剤が服につくので結局洗濯物を洗わなければいけない

カメムシの悪臭がついた場合と同じことになってしまうので、殺虫剤は結局手間が増えてしまう。

何のために退治したんだろう……?と深く考えたい人にはオススメの方法。

2.凍結スプレーを使う

殺虫剤がダメなら、次は凍らせてしまえばいい。

凍結スプレーなら、冷やして凍らせるだけだから、殺虫成分も使われていない。

洗濯物なら再度乾かせばいいので、二度洗濯する必要も無いので手間も減る。

カメムシに触れたくない人にはオススメの方法だ。

凍結スプレーはカメムシ以外の害虫にも使えるので、一家に1本持っておくと害虫駆除が捗る。個人的にも推したい。

3.布ガムテープを使う

至近距離で倒すなら、布ガムテープがオススメだ。

経験的に粘着力が強いテープの方が良いので、紙のガムテープより布ガムテープの方がオススメ

粘着力が全く違う。

方法は簡単で、ガムテープでカメムシをくっつけて、すぐにガムテープを折って閉じ込めるだけ。

これだけで悪臭も出ずに、簡単に処分できる。

布ガムテープも100均で返るので、一番安価に試せる方法だ。

僕はほとんどこの方法でカメムシに対処している。

カメムシの撃退・駆除方法②:家に入ってきた場合

カメムシが家に入ってきた場合も、基本的には洗濯物についた場合と同じ対処法でOKだ。

家の中でペットを飼っている場合は、殺虫剤はNG。

それも含めてオススメの方法は、凍結スプレーか布ガムテープになる。

適材適所で使い分けるといい。

ただ、凍結スプレーは何だかんだで高いので、よっぽどの理由が無い限りは布ガムテープで対処した方がお金はかからない。

カメムシの撃退・駆除方法③:家の中に侵入させない

カメムシが入ってきたら対処よりも、もっと根本的な部分から対処してしまう方法。

手間はかかるが、効果は絶大だ。

対処方法は大きく分けると以下がある。

  1. 草木を手入れする
  2. 隙間を塞ぐ
  3. 忌避剤をまく

体感上、この3つが有効となる。

それぞれ解説する。

1.草木を手入れする

カメムシは基本的に草木から飛んで侵入してくる。

つまり、家の周りにある草木を刈っておけば、侵入経路を潰せるということでもある。

田舎道で田んぼの周囲を刈っている人を見たことがあると思うが、あれも周囲の草からカメムシが飛来するのを阻止するために行っている。

するしないでは、稲への被害が大きく変わるのだ。農協時代、営農指導員として良く話していた記憶がある。

とはいえ、庭に草木を植えて手入れするのが楽しみという人も多いと思う。

たかがカメムシで人の楽しみを奪うつもりは毛頭ない。

可能であれば、草を短く刈り取るなど、カメムシが飛び立ちにくい環境を作るように心がけるといい

2.隙間をふさぐ

カメムシは平べったい体をしているため、2mm程度の隙間があれば簡単に入ってきてしまう

窓枠にも小さな隙間があると思うが、ああいった隙間から簡単に入ってくるのだ。おのれぇ……!

そういった場合は、隙間をふさげばOK。

主な侵入経路として候補に上がるのが、

  • 窓や玄関
  • 天井や床下
  • ドアの隙間
  • 窓の隙間
  • 換気扇
  • エアコン

くらいだろう。

ピンとくるかもしれないが、このどれもが憎きGと同じ侵入経路だ。

G対策をしているなら、カメムシ対策もある程度はできていると考えても良いだろう。

ドアを開けっぱなしにしない、エアコンのホースを細くする、窓の隙間をふさぐ……などなど、小さなことだがやっておくと、一緒にGの対処までできてしまう。

一石二鳥だ。

3.忌避剤をまく

先ほど挙げた侵入経路らしき場所に忌避剤をまくのも効果的だ。

網戸や窓、カーテンなどにへばりついていたり、死んでいたりする場面を見たことがあるだろうが、あれらの場所にカメムシ用の忌避スプレーや、ハッカ油などを混ぜた水をスプレーすると良い。

そうすれば、その場所にカメムシがつかなくなる。

侵入経路らしき場所に忌避剤をまいておくだけで効果が出るので、毎年家の中に出て困っている場合は、良く見かける部屋に忌避剤をまいてみよう。

すぐに効果を実感できる。

カメムシ撃退でミントを育ててはいけない

カメムシにはミントが効果を発揮するが、ミントを育てる際は必ずプランターなど面積の限られた場所で育てるようにするべし

というのも、ミントは繁殖力が凄まじいので、庭に一度でも植えてしまうと、一瞬で他の草を圧倒してミントだらけになってしまう。

しかもなかなか駆除できないというおまけ付きだ。

ミントを育てるのは大いに結構なのだが、負の部分が非常に大きいので、常日頃からミントを使うハイソな料理体験をしていない限り、ミントを育てるのはオススメしない。

ミントと同系統でドクダミという雑草があるが、あれも一度生えたら根絶が難しい面を持っている。

カメムシ以外にもゴキブリやノミにも効果を発揮するミントだが、マイナスの部分も加味した上で、育てるようにした方がいい。

でなければ、カメムシ以上に後悔するハメになる。

カメムシの悪臭がついたときは……?

 

もしカメムシの悪臭が手や洗濯物についたとしても、取る方法はちゃんとある。

手や皮膚、洗濯物についた場合でそれぞれ対処法は変わってくる。以下の表をご参照されたし。

カメムシの悪臭は水だけでは落とせないが、油には溶ける。

なので、オリーブオイルなどのを使って悪臭のついた場所を洗ったり、その後に石けんやハンドソープで洗い流せば、悪臭は取れる

クレンジングオイルでもOKだ。

洗濯物についた場合も基本的には同じで、界面活性剤は、ほとんど全ての洗剤に入っているので、まず手元にあるだろう。

また、カメムシの悪臭は揮発性の成分で構成されている。

揮発性の成分は、熱を当てると飛ぶ性質を持つ。

そのため、スチームアイロンやドライヤーの熱を当てることで、臭いを飛ばせて消すことができる。

どちらかの方法で対処してみると良いだろう。

不安な場合は、やはり洗濯すると心に余裕ができるのでオススメ。

まとめ:カメムシの撃退・駆除方法のオススメは凍結スプレーor布ガムテープ

僕の経験からするに、カメムシを効果的に撃退する方法は、ふたつしかない。

凍結スプレーか、布ガムテープかだ。

この内、凍結スプレーはやっぱりちょっとお金がかかる。

コスト面から考えれば布ガムテープ一択なのだが、そうすると悪臭を放つ前に密閉する腕が試される。

自分がやりやすい形で対処すると良いだろう。

結論を言えば、

  • カメムシは侵入経路を断つのが一番
  • 侵入されたら、凍結スプレーか布ガムテープで対処

となる。

そろそろ寒くなってくる季節だ。

家の近くでカメムシを見る機会も増えるだろう。

家に侵入されないことをまず意識して、カメムシのいない快適な冬を実現して欲しい。

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