大人になっても鉛筆を使いたいあなたへ。北星鉛筆『大人の鉛筆』【レビュー】

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鉛筆好きかい?

僕は鉛筆が好きだ。

手に持った木の感触だとか、鉛筆を削る瞬間とかが、たまらなく心地よく、ストレス発散になる。

しかし、子供の頃は使っていた鉛筆も、大人になると使う場面が減ってくる。

大人になったらシャーペン。そんな共通認識があるように感じられ、鉛筆を使いにい空気をどこか感じていた。

そこで今回は、大人になっても鉛筆を使いたい人に向けて、北星鉛筆の「大人の鉛筆」をレビューしようと思う。

・大人の鉛筆の使い心地ってどうなの?
・鉛筆とどう違うの?
そんな疑問を持っている人には参考になるだろう。
結論から言えば、シャーペンではなく次世代型の鉛筆だった。
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目次

北星鉛筆「大人の鉛筆」レビュー

大人の鉛筆は、北星鉛筆株式会社が製造・販売している鉛筆っぽいシャーペンだ。

北星鉛筆の創業60周年記念として生まれたもので、「もう一度、書く楽しさを思い起こしてみませんか?」という想いを元に「鉛筆屋による鉛筆好きのための筆記具」がコンセプトとなっている。

北星鉛筆は昭和26年設立の鉛筆製造会社で、鉛筆業界の老舗だ。最初に作ったのは明治42年だとか。今から110年以上前。古い。

書く楽しさを思い起こしてくれるなんて、素晴らしいコンセプトだ。大人はいつだって子供に戻りたいと思っている。

大人の鉛筆は、

  • 鉛筆と同様の木軸
  • シャーペン構造
  • 芯は専用の「大人の鉛筆削り」で削る

という、物にこだわりたい大人が持つと所有欲を満たしてくれる商品となっている。

自分に合った文房具を使いたい。

そんな風に考えている人には、魅力的に感じる鉛筆になる。

シャーペンと同じ感覚で使える

大人の鉛筆は、基本的な構造はシャーペンと同じだ。

上部をノックして、鉛筆サイズの極太芯を出して書く。

原理はこれだけ。

なので、使っているとシャーペンと同じ感覚で使える。

一点違うとすれば、芯をある程度出して使わないといけないことだ。

芯を削っている部分を全て出さないと、すぐに芯が減って書きにくくるので注意が必要だ。

そもそも芯が太いので、筆圧をかけてもシャーペンの芯みたいにポロポロ折れない。軟弱物ではないのだ。

シャーペンと同じ感覚で使えて、かつ芯が上部なので、ガシガシ書いていけるのは地味だが実用面としてはかなり嬉しい。

芯はかなり太い

北星鉛筆の「大人の鉛筆」は、芯がかなり太い。

その太さ、2mm。

一般的に使われている0.5mmの4倍もある。

しかも国産である。安心。

加えて、不純物が少ない黒鉛と粘土を均一に混ぜて作られているから、折れにくくて滑らかな書き心地を実現している。チートかな?

先ほど、筆圧をかけても折れないと書いたのは、そのためだ。

とにかく芯が上部なので、実際に書き心地は鉛筆そのもの。

ノックする鉛筆と捉えてもいいくらい、鉛筆そのものなのである。

ロケット鉛筆よりよっぽど鉛筆している。

ボディは鉛筆と同じ木軸

嬉しいのが、ボディもまた鉛筆と同じ素材であることだ。

アメリカ産高級インセンス・シダー材を使っているそうで、鉛筆と同じ香りを楽しめる。

内部構造的に鉛筆よりも1mmほど太くなっているが、実はこれも使用者に「懐かしさ」や「癒やし」を感じて欲しいためだとか。心遣いがもう優しい。

しかも木軸だから、使えば使うほど自分色に変色している。

これが本当にたまらない。

長く使えば使うほど、木軸の色が変化していって、同じ時を過ごした感覚を味わえるのだ。

木軸のシャーペンは世に山ほどあるが、それと同じ楽しみ方が「大人の鉛筆」でもできてしまう。

芯は削れて、入れ替えもできる

大人の鉛筆は、シャーペンと同じ構造だから、芯を入れて使うタイプの商品だ。

つまり、芯とセットで専用の鉛筆削りが必要になる。

芯を削るのは簡単で、先端を出して回すだけ。

手に持って回すタイプの、クーピーや色鉛筆のセット箱についてくる小さい鉛筆削りと同じ感覚で使える。

もちろん、削りカスが溜まったら、中身だけゴミ箱にポイもできる。

鉛筆は芯が無くなったらもう使えなくなってしまったが、大人の鉛筆は芯を入れ替えるだけで何年でも使えるのが魅力だ。

しかも、芯には黒だけじゃなくて赤や青など他のカラーも用意されている。

大人の鉛筆があれば、塗り絵や絵を描いたりすることもできてしまうのだ。

芯さえ入れ替えてしまえば、黒から赤への使い分けもスムーズなので、芯だけ買いそろえても良し、ボディごと色を揃えても良しと、自分が使いやすいように選択できる。

まとめ:北星鉛筆「大人の鉛筆」は、鉛筆が好きな人がいっぱい楽しめる次世代の鉛筆

北星鉛筆の「大人の鉛筆」は、鉛筆好きの人にこそ使って欲しい、次世代型の鉛筆だ。

もちろん、鉛筆と比べて筆記距離は短いし、重さもある。

しかしそれ以上に、大人だからこそ使いたい場面に対応してくれている。

普段から鉛筆を使いたい人はもちろん、これから鉛筆を使いたい人にも、北星鉛筆の「大人の鉛筆」は応えてくれる。

・鉛筆のように使えるシャーペン
・木軸なので、経年変化が楽しめる
・塗り絵や絵画など、色鉛筆としても使える
大人になっても気軽に鉛筆を使いたい人には、オススメしたい逸品だ。

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