uni『クルトガアド バンスアップグレードモデル』 | クルトガをビジネス向けにアップグレードしたシャーペン【レビュー】

当ページのリンクには広告が含まれています。

クルトガアドバンス。

それは、常に尖った芯を出してくれるクルトガに更に尖るような機構を追加した、尖った芯が大好きな人向けに開発されたクルトガだ。尖るばっかり書いていてゲシュタルト崩壊してきた。

しかし、クルトガはいろんな種類があるから、ぶっちゃけどのクルトガが良いのかわからないという人も多い。特に以下は誰しも感じることだろう。

・クルトガってちゃんと芯が尖るの?
・使いやすさってどうなの?
・長く書いていても疲れない?

と言った疑問は当然だ。僕もクルトガを使い倒すまではそうだった。

今回は、クルトガヘビーユーザーである僕が、その疑問に答える形でレビューしていく。

あさき

あさきです。Xnoteカクヨムで作品を連載中。Kindleでお仕事ラノベも出版しています。お問い合わせはこちら

目次

uni『クルトガアドバンス アップグレード』はクルトガのアップグレード版

クルトガは、そのポップなデザインから学生を中心とした若者に人気のシャーペンだ。中には女子向けの可愛いモデルも限定発売されていて、大人になるとなかなか使いにくいという人もいるんじゃないだろうか。黄緑や青色の明るい色に加え、透明なグリップには中の機構が見える。そんなデザインは、ともすれば「子供っぽい」と取られることがある。ビジネスマンより学生が受験勉強とかに使っているイメージだ。

中には仕事で使っていたら、「いい年こいた大人なんだからもっと良いシャーペン使え」と指摘を受けるかもしれない。まずないだろうけど。

うるせぇほっとけ。使いやすいシャーペンを使って何が悪いんだちきしょうめ! と言いたくなるのをぐっとこらえて、ここは大人向けのデザインとなったクルトガアドバンス アップグレードを解説するとしよう。

スタイリッシュなパンチンググリップがカッコいい

クルトガアドバンス アップグレードの大きな特徴は、そのグリップだ。パンチンググリップと呼ばれる穴の空いたグリップは金属製になっていて、高級感に溢れたデザインに仕上がっている。従来のクルトガでは機構が見えていたのだけど、あえて見せないことで大人向けへとアップグレードを果たしている。

穴があるとどうしても指先に穴の感触を感じてしまいそうだが、先軸のパンチ孔や口金との継ぎ目にも引っかかりは無く、指で握った時の感触も「優しい」ので無理なく握ることができる。穴があることを忘れるほど持ちやすいグリップなのだ。

1回のノックで書ける

あまり知られていないかもだが、クルトガは1回だけノックして使う。何度もノックして芯を出す必要は無い。クルトガには芯折れ防止機能がついているから、先端のスライドパイプが短くなったらもう一度ノックして芯を出せばいいのだ。

書く前に何度かノックしないでいいのは、地味にありがたい。正直、1度だけのノックに慣れると、最初に2回以上のノックを必要とするシャーペンはストレスになってくる。オレンズを使っていても同じ感覚を味わえるので、オレンズユーザーは想像しやすいだろう。

字を書くなら、なるべくストレスを減らしたいのは誰しも考えること。シャーペンを書いているとどうしても以下のストレスが発生するからなおさらだ。

  • ノックをしなければならない
  • 力を入れたら芯が折れる
  • 字が太くなる

これらの内の2つから解放されると考えれば、実に良い機能と言える。ただし注意点として、芯が短くなっても自動で繰り出してはくれない。あくまでも書き始めだけの機能なので、芯が短くなったらノックしよう。

常に芯が尖るから、字が薄くならない

シャーペンを使っていて気になるのが、芯が尖らないことだ。僕は尖った芯が大好きだから、クルトガを買うまでは字を少し書いたらシャーペン本体を回して、尖ったところで書けるようにしていた。面倒臭いけど、字が太くなるよりマシ。例えば授業中にノートを取ったり会議でメモをしたりする時が当てはまる。いつも芯の一方が削れて字が太くなったり薄くなったりするのが気になって仕方なかった。

もちろん気にならない人は気にならないだろうが、清書したノートに字の濃さのばらつきがあると気になるのだ。クルトガは、自動で芯が回転するからそれが解消されたのと同時に、アドバンスになって回転数が倍になった。どのくらい違うかというと、以下。

  • クルトガ:40画で1周
  • クルトガアドバンス:20周で1周

画数の多い漢字なら、一個の文字でクルトガエンジンが1周する。「轟」くらいの画数なら1字で1周するのだ。凄い。

一方で芯の尖りを実感するなら、芯が太くなればなるほどわかりやすい面もある。当たり前だが、0.3mm、0.5mm、0.7mmなら0.7mmの方が見た目的にも実感しやすい。(とはいえ、0.3mmでもしっかり尖るらしいが)

個人的に0.5mmでも十分実感できるレベル。正直、0.3mmとなると元から尖っているくらい細いから、あまり気にならないレベルになっていた。

握りやすくて疲れにくい

クルトガアドバンス アップグレードのボディは、パンチンググリップの箇所だけ少し太くなっている。気持ち程度の太さだが、それが指にフィットして力を入れることなく握れる。ベストポイント。

また、パンチンググリップが金属製のため重心も下になっている。重心が下にあるということは、力を入れすぎることがないので、長時間の筆記にも向いているのだ。ただ、力を入れずに書く場合は、芯の濃さを考えた方が良い。HBくらいだと薄くて見えにくいので、最低でもB以上の濃さをオススメしたい。

uni『クルトガアドバンス アップグレード』は大人向けの実用的なクルトガ

クルトガアドバンス アップグレードは、若者向けをコンセプトにしていたクルトガを大人向けにアップグレードした商品だ。しかも単なるデザインだけのアップグレードだけではなく、クルトガアドバンスにあったストレスを感じるポイントを解消し、使いやすくもしている。

大人向けということもあり、従来のクルトガやクルトガアドバンスと比べると若干の値が張るものの、以下のメリットがあるのは強みだ。

  • いつも尖った部分で細い字を書ける
  • 長時間の筆記でも疲れない
  • 万人が使いやすい絶妙なバランス

以上のシャーペンを求めている人には、ベストな選択肢となるだろう。限定版もかなりの数が発売されているので、地味にコレクター魂もくすぐるのがクルトガだ。購入してみたはいいものの、気に入りすぎてコレクターにならないように注意して、この記事を締めくくりたいと思う。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次