【モノグラフ ファイン】最強コスパ。シャーペンはこれだけでいい【レビュー】
1本のシャーペンを長く使っていきたい!
そんな風に考えていないかい?
道具は、長く使うほど愛着が湧く。この記事を読んでいるみんなの中には、小学生の頃から愛用している文房具がある、なんて人も多いのではないだろうか。かくいう僕も、スーパーマリオの電動鉛筆削りをずっと使っている。
実際、安い物よりも「高くて良い物を長く使いたい」と考えている人が増えているそうだ。
今回はそんな人に向けて、「低価格帯ながら長く使えるシャーペン」を紹介する。トンボ鉛筆の『モノグラフファイン』だ。
実際に買って3ヶ月以上使っているんだけど、1文字目を書いた瞬間に「あ、こいつは凄いシャーペンだ」と実感できるクオリティだった。長く使えるシャーペンを探している人は、ぜひ参考にして欲しい。
こんな人にオススメ
- 書きやすくて字が見やすいシャーペンを探している
- 長い時間書いても手が疲れないシャーペンを探している
- 長く使っていける相棒のようなシャーペンを探している
トンボ鉛筆『モノグラフファイン』はモノグラフのハイクラスモデルのシャーペン
トンボ鉛筆のモノグラフファインは、モノグラフのハイクラスモデルだ。モノグラフといえば、書きやすいシャーペンということで愛用者が多いが、その高級版。つまり、進化している。具体的には以下がポイント。
- ペン先がシェイプアップ
- 消しゴムにロック機構が搭載
- グリップにしっとり加工
お、おう……。
まぁ、待って欲しい。ちょっとイメージが尽きにくいと思うが、実際その通りの進化を遂げている。全てを簡単にまとめると、「先端が見やすくて」「消しゴムが使いやすくて」「グリップが持ちやすい」となる。良いじゃないか!
モノグラフといえば、2014年に発売した、1本で書く・消すを満たせるシャーペンだ。学生層に人気があったため、学生の頃に使った人も多いだろう。もしくは現役で使っいるかもしれない。
モノグラフファインは、そんなモノグラフを更に発展させている。正直、めちゃくちゃ使いやすい。今まで何種類ものシャーペンを使ってきたが、別格だ。もうこれだけでいい。そう思わせるシャーペンなのである。
では、どんなシャーペンなのか、次の項目から詳しく見ていこう。
商品名 | モノグラフ ファイン |
---|---|
カラー | シルバー ブラック |
機構 | ノック式 ※消しゴムロック機構あり |
サイズ | 最大幅13.3mm(軸径10mm)×全長144.8mm |
重量 | 21.9g |
芯の太さ | 0.3mm 0.5mm |
価格 | 1,100円(税込み1,210円) |
トンボ鉛筆『モノグラフファイン』レビュー
さっそくモノグラフファインのレビューをしていく。3ヶ月以上使ったうえでのレビューになるから、実際に使った時も同じ印象を抱くだろう。参考にしてくれれば幸い。
先端が見やすい
モノグラフファインは、先端が見やすいペン先だ。その理由は、「ファインライトシステム」と呼ばれるモノグラフファイン独自の設計にある。
上の画像を見てくれればわかると思うんだけど、製図用シャーペンのように尖っているのだ。試しに、スマッシュと比較してみよう。以下。
あまり変わらないのがわかると思う。モノグラフファインでは、この先端を「超スリム段テーパー」と呼び、ワイドな視界を確保してくれるとしている。
実際、書いていると字が見やすい。細かい字も書き込めるから、勉強はもちろん手帳のような細かい字が求められるシーンでも、問題なく使っていける。
筆記時にガタつきやブレがない
モノグラフファインの良い部分として、ガタつきやブレのなさも挙げられる。地味なんだけど、大きな部分だ。
シャーペンでガタつきとかブレって感じたことないよ?
いやいや。実際、結構感じてるよ。慣れて気が付かないだけ
シャーペンはその機構上、どうしてもガタつきやブレが生じる。安価なシャーペンほど起こりやすくて、ノベルティなどでもらったシャーペンを使った経験のある人なら、イメージしやすいんじゃないだろうか。
だけど、モノグラフファインを使っていると、ガタつきやブレを全く感じない。感覚としては、製図用シャーペンに近い。「書くこと」に焦点を当てた商品と同じだと考えれば、その使い心地がわかるだろう。
ガタつきやブレは、長時間にわたって字を書いていると、どうしてもストレスになる。勉強などで長くシャーペンを使いたいのなら、モノグラフファインはオススメだ。
低重心で書きやすい
モノグラフファインの重心は、真ん中よりも下にある。低重心なため、安定した筆記ができる。
一般的に重心が上にあると、筆記時にボディがふらふらしてしまって書きにくくなる。イメージしにくい人は、シャーペンのクリップ部分に重しをつけてみよう。書きにくいのがわかると思う。
だが、低重心は違う。重心が下にあることで安定感が出て、長時間の筆記でも疲れなくなる。勉強には特にオススメだ。
グリップが持ちやすい
モノグラフファインのグリップは、めちゃくちゃ持ちやすい。メタルグリップの上に、ソフトフィール塗装がされているため、上質なさわり心地を実現している。お値段以上の感触だ。
ソフトフィール塗装ってなに?
柔らかい質感の機能性塗料のこと。経年劣化によるグリップのべたつきを排除してるんだ。
実際に触ってみるとわかるんだけど、メタルグリップなんだけどメタルグリップじゃない、不思議な感触だ。金属なのにちょっと柔らかいんだよね。それが妙に気持ちよくて、つい使ってしまう。
グリップの持ちやすさ唯一無二だから、この部分だけでも買う価値があると言えちゃうほど、素晴らしい。
消しゴムが使いやすい
モノグラフファインは、MONO消しゴムで有名なトンボ鉛筆が手がけている。そのため、消しゴムに関しては凄まじいまでのアドバンテージがある。めちゃくちゃ消えるんだ、これが。
そもそもな話で、モノグラフは基本設計として、回転繰り出し式を採用している。くるっと回したら消しゴムが出る機構だ。自分で好きな長さを出せるのが魅力。
モノグラフファインは、さらに「消しゴムをロックされる機能」が搭載されている。詳細は以下。
要は、消しゴムを使うときはロックされて、芯が出ないということ。多少力を入れても、普通の消しゴムと同じ感覚で使えるのだ。これが地味に使いやすい。
こうした部分に関してもこだわっているのが、モノグラフファインの魅力だ。
ボディカラーは2種類
モノグラフファインのボディーカラーは、実にシンプルだ。以下の2種類だけ。
- シルバー
- ブラック
僕が持っているのはシルバー。光沢に惹かれた。20分くらい迷ったけども。
どちらの色もギラついておらず、マットな仕上げとなっている。大人でも安心して使える点も嬉しい。ビジネスでも問題なく使える。
シンプルなカラーが好きな人にもオススメだ。
芯は0.3mmと0.5mmに対応
モノグラフファインは、以下の2種類の芯に対応している。
- 0.3mm
- 0.5mm
どちらも愛用者が多い芯の太さなので、自分に合ったものを選ぶと良いだろう。一方で、0.2mmや0.7mmなどの太さが好きな人は、使えないので注意。
ただ、筆圧が強い人には0.5mmがオススメかな。0.3mmはやっぱり芯が折れる。ソースは僕。
気になるポイント:ボディが冷たい
モノグラフファインは使いやすいシャーペンなんだけど、唯一気になる部分がある。ボディの冷たさだ。特に冬は、体に来る。
そんなこと言って、どうせ大した冷たさじゃないんでしょ?
マジ。悲鳴を上げたくなるくらい冷たい
僕が使っている部屋の室温が2℃しかないのも関係あるんだろうけど、めっちゃ冷たくなる。ボディが金属だから当たり前だ。
グリップも含めて冷たくなるから、室温が低い環境で使う場合は注意して欲しい。あまりオススメしない。
トンボ鉛筆『モノグラフファイン』がオススメの人/オススメじゃない人
モノグラフファンは完成度が高いから多くの人にオススメしたいんだけど、合う合わないがあるのは間違いない。独断と偏見にまみれているが、以下にまとめてみたのでご参考あれ。
オススメな人 | オススメじゃない人 |
---|---|
何年間も使えるシャーペンが欲しい人 製図用のように書きやすいシャーペンを使いたい人 勉強を中心に使いたい人 使う場所を選ばないシャーペンが欲しい人 | 金属のボディが合わない人 0.3mm/0.5mm以外の太さの芯を使いたい人 筆圧の強い人 高級なシャーペンを使いたい人 |
これくらい。小さな部分に目を配らない限り、不満を感じるポイントは無い。正直、完成度が高すぎる。
学生から社会人まで幅広くオススメできるから、新生活に向けてシャーペンを探している人は、1度手に取ってみてくれ。
トンボ鉛筆『モノグラフファイン』は長く使えるコスパの良いシャーペン
トンボ鉛筆の「モノグラフファイン」は、モノグラフのハイクラスモデルだ。「先端が見やすい」「消しゴムが使いやすい」「グリップが持ちやすい」と三拍子揃っているシャーペンである。実に高コスパだ。
そのため、学生から社会人まで幅広くオススメできる。デザインもスタイリッシュなので、どこで使っても恥ずかしくないだろう。
モノグラフファインを使って1度でも字を書けば、その完成度の高さがわかる。店頭で見かけた際は、ぜひ1度書いて見て欲しい。価格以上の価値を見出せるだろう。
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