【ほんとに改悪?】Amazonクレジットカードの新旧比較まとめ
2021年11月1日からAmazonのクレジットカードが変わった。
Amazon大好きっ子だがそれまでのAmazonのクレジットカードには何一つ魅力を感じていなかった僕としては、興味をひかれる情報だ。
定期的にセールをするAmazonだからこそ、「Amazonのクレジットカードを持っていたら得なんじゃないか」と考えることもしばしば。
そこで今回は、Amazonのクレジットカードが新旧どう変わって、実際お得になったのかを解説する。
- Amazonのクレジットカードを使ってお得になるの?
- 契約して得をするのはどんな人?
- 新旧の変更点を知りたい
そんな悩みを持っている人の参考になるだろう。
結論から先に言えば、僕はいらないかな……。
Amazonクレジットカードはそれほどお得じゃない
Amazonクレジットカードの改変に期待していた人には申し訳ないのだが、ぶっちゃけ大してお得じゃない。
変更点はいくつかあるのだが、ネットの意見を見ていると「改悪だ!」と騒いでいる人も一定数存在する。
しかし元々魅力の無かったカードがちょこっと改変したところで、大した変化じゃない。
Amazonクレジットカードはあくまでも、Amazon単体で使うのならヘビーユーザー向けである点に変わりがないからだ。
そのため改変したからと言って契約しても、Amazonに毎月何万円もつぎ込んでいない限り、楽天カードなどポイント還元率の高いカードを使った方が遙かにお得なのだ。
Amazonクレジットカードの新旧変更点は大きいのは5つ
ではAmazonクレジットカードはどこを変更したのだろうか。
まず簡単に図にしてみたので、以下を参照してくれ。
表の内容は2021年11月1日時点のものとなっている。
こうして見るとわかるように、改善されている点も多々見られる。
旧来クラシックとゴールドにわけられていたものが、無難な状態になったという印象を受ける。
その中でも日々使う人たちにとって優先的になるものを挙げるなら、以下が適当だろう。
- ゴールドカード廃止
- カードが2種類
- 年会費は永久無料
- Amazonへの還元は2%
- コンビニ還元が1%→1.5%へ
正直どれもパッとしない。
いやいや、天下のAmazonさんがそんなチンケな真似をするわけがない。
そう信じたいので、それぞれ詳しく見ていくとする。
ゴールドカード廃止
ゴールドカードは廃止された。
現在Amazonクレジットカードのゴールドを持っている人でも、次回更新時に強制的にノーマルのカードへ格下げされる。
それに伴って、ゴールド特典のプライム会員付帯も無くなってしまった。
元からプライム会員の場合、ハッキリ言って大したメリットを感じられないが、ゴールドカードに紐付けて利用していた人にとってはマイナスだ。
カードが2種類になった
ゴールドカードが廃止された代わりに2種類になった。
プライム会員用と非会員用だ。非会員用はちょっと楽天カードっぽいデザイン。
Amazonとしてはプライム会員に少しでもゴージャス感を味わって欲しいのだろうと推測できる。
個人的に前回のいかにもAmazonなデザインより洗練されているので好き。
年会費が永久無料
年会費が完全無料になったのも嬉しいポイント。
ゴールドカードの場合は11,000円もかかっていたから、余程じゃない限り元は取れなかった。
プライム会員が付与されるから実質5,000円くらいで使えていたのに! という人もいるだろうが、元々プライム会員だったのなら単純にプラスの出費になっていただけだ。
その5,000円に値する特典があったのかどうかを考えると、永久無料は良い判断だと言わざるを得ない。
固定費削減にも一役買ってくれる。
Amazonへの還元率はたったの2%
旧カードから感じていたのだが、Amazonのポイント還元率はゴミだ。
しかも2%となっているが、Amazonプライムの利用が前提なのでプライム会員でないとこの恩恵に与れない。
2%の場合、100円で2円、1,000円で20円、10,000円で200円だ。ヨドバシカメラは10%だよ?
この還元率を活かせるのはよっぽどヘビーユーザーでも無いと無理だ。
肌で感じられるほどの恩恵とは言いがたい。
コンビニ還元率が1.5%
普段生活していて一番お金を落とすのは、ほとんどの人がコンビニだろう。
そう考えるとコンビニ還元率が1%から1.5%になったのは純粋に嬉しいポイントだ。
日常的に利用する場所だからこそ、還元率が高くなったのは素直に嬉しいところ。
あのdカードですら1%なので、Amazonはかなり頑張っている。
コンビニ還元率に関しては期待しても良い。
Amazonクレジットカードの旧サービスはもう利用できない
Amazonクレジットカードは新デザインになった2021年11月1日から、旧Verの申込を停止している。
そのため今から申し込むならもう新しい方のカードしか申し込めない。
しかし上記のように普段使いする分には新カードの方が使い勝手が良い部分も多い。
今から申し込むなら新カードになるので、旧カードをオススメしているサイトは信用しちゃ駄目だ。
Amazonクレジットカードが新しくなって得する人、損する人
Amazonクレジットカードが新しくなって改変された部分が多いのは先述した通りだ。
となると、改変されて得する人、損する人が出てくるのは当然だ。
ここからはどういう人が得をして、どういう人が損をするのかを見ていく。
得する人
個人的には得する人の方が圧倒的に多いのではないかと考えている。
というのも、
- コンビニを良く利用する
- Amazonをそこまで使っていない
- 便利だからプライム会員になっている
上記のような人が多いからだ。
旧来のAmazonクレジットカードは、年会費がかかる上にゴールドになっても旨味がほとんどなかった。
それと比べれば、ゴールドと比べると特典はしょぼいものの、万人にとって使いやすくなった新しいAmazonクレジットカードは、大多数の人が持ちやすくなっている。
ちょっと持ってみようかなーで契約できてしまうくらいハードルが低くなったのだ。
そのため、上記のように「Amazonのヘビーユーザーではないけどプライム会員」みたいな層には受け入れやすい。
ETCも無料だから、車やバイクで遠出をする人にとっても魅力的な選択肢となっているのも忘れてはいけない。
損する人
新しいカードになって損をする人は、良く旅行をしている人だ。
コロナ禍で旅行をする機会が減った人も多いだろうが、旧来のゴールドカードについていた、
- 旅行障害保険:最大5,000万円
- 空港ラウンジ:あり
この2つがなくなったのはかなり痛い。
旅行障害保険に至っては半額以下の2,000万円になってしまった。
空港ラウンジを使ってゆったりしていた人にとっても痛い。ラウンジを使えるかどうかで飛行機の旅は変わってくるからだ。
もし空港ラウンジを使いたいなら、楽天カードなど現在でもラウンジのサービスを展開しているカードに切り替えるしかない。
まとめ:新しいAmazonクレジットカードは、Amazonライトユーザーのためのカード
新しくなったAmazonクレジットカードは、ライトユーザーに焦点をあてたカードとなっている。
そのためAmazonをポイントを使って利用するには物足りない還元率となっているが、年会費無料でプライム会員で無くても使えてしまう。
コンビニの還元率も高いので、日常使いするにも申し分ない。
むしろコンビニで買い物をして貯まったポイントでAmazonで買い物をする……なんて方法も可能だ。
- 新しいAmazonクレジットカードは、普段使いでお得に使える
- Amazonライトユーザーほど恩恵を受けやすい
- ETCが無料なので、車やバイクで遠出したい人にも便利
以上が、新しいAmazonクレジットカードを使うにあたって注意しておきたい点だ。
ただAmazonのポイント還元率はお世辞にも良いとは言えない部類なので、クレジットカードで底上げしても大したポイントにはならないので注意が必要。
楽天カードやヨドバシゴールドポイントなど他に還元率の高いカードはいくらでもあるので、それらを持っているなら無理に契約する必要は全く無いというのが結論だ。