【買え!】PILOT『フリクションボール ノックゾーン』は進化したフリクション。濃く・長く書くならこれでOK!【レビュー】

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PILOT / フリクションボールノックゾーン

消えるボールペンとして市民権を得ているフリクション。

気軽に修正できることもあって、愛用している人も多いだろう。かくいう僕もそうだ。消えるって最強のアドバンテージだよね。

だがフリクションを使っていて気になっていた部分がある。

字が薄い!

フリクションインクの性質上は仕方のないことだったのだけど、もうちょっと色を濃くして欲しかった。

そんなフリクションに待望の新シリーズが発売された。その名も「フリクションボール ノックゾーン」。

従来品よりも色が濃くなりインクの搭載量も増えたフリクションはどうなのか。

実際に買って1ヶ月以上使ったので、さっそくレビューしていく。

  • 濃いインクのフリクションを使いたい
  • 新しいフリクションって本当に色が濃いの?
  • リフィルだけ入れ替えるのって可能?

以上の疑問を持っている人の参考になるだろう。

なお、結論から先に言うと最高のフリクションだ。フリクション好きは絶対に買うべきだと断言する。

あさき
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目次

PILOT『フリクションボール ノックゾーン』はフリクションの進化版

PILOT / フリクションボールノックゾーン

PILOTの「フリクションボール ノックゾーン」は、フリクションの進化版として開発されたボールペンだ。フリクションシリーズでは3.0という位置付けにある。

つまり新しいフリクションというわけだ。

長年、フリクションユーザーの中では以下の2つが不満点として有名だった。

  • インクが他のボールペンと比べて薄い
  • すぐにインクが無くなってしまう

これらはフリクションを使う上で付きまとっていた。だが、フリクションボールノックゾーンではしっかり解決してくれている。

本当に違うのぉ? と思う人もいるだろうけど、実際に使うと使用感がかなりグレードアップしていることがわかる。

そのほとんどが、触ったらすぐにわかるポイントばかり。

  • インクの濃さ
  • インク量
  • ノック音

これまでのフリクションとフリクションボール ノックゾーンの両方を使っていたのだけど、明らかに違うのが体感レベルでわかる。

フリクションは消せるという性質上、どうしても使えない場面がある。

だがそれ以外の場面ならフリクションでいいやと思えるほど完成度が高い。

購入すれば間違いなく満足できる1本だ。

そんなフリクションボール ノックゾーンがどんなボールペンなのか、さっそく見ていこう。

PILOT『フリクションボール ノックゾーン』レビュー

PILOT / フリクションボールノックゾーン

ではさっそくPILOT「フリクションボール ノックゾーン」をレビューしていく。

この日のために普通のフリクションとフリクションボール ノックゾーンの両方を使った。

実際に使った時の体感に近いので参考にしてくれると幸い。

インクが濃い

PILOT「フリクションボール ノックゾーン」で最も注目したい部分がこれ。インクが濃くなっている。

どれだけ濃くなっているのかというと、以下。

  • 黒:30%
  • 赤・青:15%

黒以外でもしっかり濃くなっている。ただ数字だとわかりにくいだろうから、実際に両者を比較してみる。

PILOT / フリクションボールノックゾーン

微妙に濃い。短文だとわかりにくいが、長文を書くとよりわかりやすく感じる。

試しにフリクションボール ノックゾーンから普通のフリクションに戻ると「薄ぅっ!?」と感じる程度だ。

そのためフリクションを使わない理由で「字が薄い」があった人には文句なしにオススメ。かくいう僕もそうだったからだ。

この濃さなら満足できる。

ただしユニボール ワンのような圧倒的な濃さではない。油性インクより若干薄いかなという程度なので注意。

手帳に使っているならクッキリハッキリ予定を書き込めるので、最高のグレードアップだ。

インク容量が70%アップ

フリクションボール ノックゾーンはインク容量もアップしている。しかも70%と大盤振る舞いだ。

これは以前レビューしたジェットストリーム3色ボールペンと同じ。黒をメインで使う日本人としては嬉しいポイントとなる。

ちなみに筆記距離だと約40%もアップしている。凄い。

実際にどれだけ減ったのかを確認しようと思ったのだが、リフィルが金属製なので中身が全く見えない。

以前のフリクションだとリフィルが透明だったから残量が良くわかったのだけど、フリクションボール ノックゾーンではそれができない。

そのためインク容量がアップしているものの、急に書けなくなるといったケースが引き起こる。

メインで使う場合は予備のリフィルを持っておく方が良いだろう。

ただ70%もアップしているので、これまでフリクションを使ってきた人は何となくだが交換タイミングがわかると思う。

ちなみにリフィル単体で比較すると以下のようになる。

リフィル リフィルの本数 リフィルの価格
通常のフリクション 3本 330円
フリクションボール ノックゾーン
※フリクションボールVer.2
2本 550円

1本あたりの金額は従来のものより割高となっている。

ただし濃く書ける付加価値は大きいので、金額分の価値はある。

いずれにせよインク容量が増えたのはシンプルに嬉しい。

すぐにインクが無くなると嘆いていた人には朗報だ。

ノック音がべらぼうに静か

フリクションボール ノックゾーンはノックが静かだ。ノイズカットノックと呼ばれる機構によって、ノック時の音を78%も削減している。

さすがに静音性を追求した「Calme」程じゃないが、それでも静か。

ノイズカットノックは、内部パーツにバネを追加することで、ノック時の衝撃を和らげるというもの。

そのため従来のフリクションと比較するとノック音がめちゃくちゃ静かになっている。会議中にメモ書きする時にも安心して使える。

もちろん無音ではないので、気になる人は気になる可能性がある。

ただし大幅に静かになっているので、無音の空間でもなければ気にならないレベルだ。

なお、副次的な部分として筆記時にカタカタ鳴っていたノックの振動も消えている。

フリクションを使っているとノック部分がカタカタ鳴るのだけど、フリクションボール ノックゾーンではそれがない。

静かに書きたかった人にも朗報である。

筆記のガタつきがない

ボールペンを使っていてどうしても気になるのが、筆記のガタつき。

字を書いているときに先端がガタガタして鬱陶しいと感じた人も多いだろう。

それに着目して見事に成功してみせたのがブレンなのは記憶に新しい。

フリクションボール ノックゾーンでは、チップボールドシステムを採用しペン先のガタつきを抑制することに成功している。

ガタつき抑制はフリクションポイントノック04の頃からあったのだけど、更に発展した形だ。

今回採用しているチップホールドシステムは、新開発のチップホルダーを装備している。

ペン先の繰り出しに合わせて、三つ叉形状の特殊パーツでペン先をしっかり包むことでガタつきを抑制しているわけ。図にしたのが上の画像だ。

これだけしっかりホールドしてくれたら、そりゃガタつかない。

普段ブレンを使っている人でもストレスなく使えるほどだ。

ラインアップは3種類

PILOT / フリクションボールノックゾーン

フリクションボール ノックゾーンのラインアップは大きく分けて3種類ある。それが以下。

  • マーブル
  • 木軸
  • 通常Ver(ラバー)

中でも高級路線が上の2つ。通常Verはいつものフリクションだ。この中で僕が買ったのが通常版。もちろん上に行くに従って金額が上がる。

ボディはそのままで持ち手部分が違う。つまり持ち手部分の価格がプラスされているイメージでOK。

またそれぞれに複数色が提供されているので、選ぶのがちょっと楽しい。細かくなるがまとめてみよう。

モデル カラー ペン先サイズ 価格
マーブル インスピレーションレッド 0.7mm
0.5mm
3, 300円(税込)
インスピレーションブルー
インスピレーショングリーン
木軸 ディープレッド 0.7mm
0.5mm
2,200円(税込)
ダークブラウン
ブラック
通常Ver(ラバー) オールタイムブラック 0.7mm
0.5mm
550円(税込)
ニュートラルクリア
ミッドナイトネイビー
ブレークタイムベージュ
ファーストライトピンク
通常Verのネーミングセンス、好き。
ペン先サイズは0.5mmとなっているが、0.7mmにももちろん対応している。従来のフリクションとも交換が可能なので、0.4mmといったサイズにも変更可能。
お気に入りのボディを買ってリフィルだけ変えるなんて使い方もできる。
好きなカラーを選ぶと良いだろう。

ペン先は2種類

PILOT / フリクションボールノックゾーン

フリクションボール ノックゾーンのペン先は2種類だ。

  • 0.5mm
  • 0.7mm

メインで使うペン先として不満はないが、細書き好きとしては物足りないのは確か。

以下のノートのカレンダー部分に書き込んでいるが、ちょっと太いなという印象は拭えない。そのため手帳に使いたいと考えているならオススメはしない。

どうしても細書きを使いたいなら、多色タイプかフリクションポイントノック04を使うと良い。もしくは0.38mmのペン先サイズ。

いずれにせよ、手帳に書き込むなら細書きが1番良い。

インクの濃さを取るか字の細さを取るかは、個々の使い方に合わせて検討してくれ。

リフィルの互換性あり

PILOT / フリクションボールノックゾーン

フリクションボール ノックゾーンのリフィルは従来のフリクションとも互換性がある。

僕が実際に試して確認したところによると、以下は確実に互換性がある。

  • フリクション
  • フリクションポイントノック04

ガタつきもなくちゃんと使えるので、これまでフリクションを使っていた人はリフィルを買うだけでフリクションボール ノックゾーンを体験できる。

ボディにこだわらないのなら、リフィルを交換するのがオススメ。

ただし互換性があるのは単色タイプだけ。当然だが、多色ではサイズそのものが全く違うので互換性はない。

PILOT『フリクションボール ノックゾーン』の注意点

PILOTのフリクションボール ノックゾーンは次世代のフリクションとして正統進化している。

一方で、購入の際に気をつけたい部分がある。ここからはそれを解説する。

ペン先のサイズが少ない

フリクションボール ノックゾーンはペン先のサイズが少ない。

先述したように、0.5mmと0.7mmしかない

通常のフリクションだと0.38mmもあったので、手帳に書き込む際にも便利だった。多色タイプの細書きだと色分けもできてなお良かった。

だがフリクションボール ノックゾーンは、まだペン先の種類が少ない。

人によっては物足りなさを感じる可能性がある。

ただ使った感覚として、字を書く上で不便はない。画数の多い感じを書くのに苦労するくらいで、それ以外は別段気にはならない。

0.5mmなんて0.4mmとそんな変わらないだるぉ!? と思う人もいるだろうが、目で見ると明らかに違う。

細い字の方がいいなーという方は1度試し書きをしてみることをオススメする。

単色のみ

フリクションボール ノックゾーンは単色しかない。現在、色は以下の3色のみ。

メインどころは揃っているので不満は感じないだろう。

ただし全て単色だ。多色タイプはない。

そのため、多色タイプから乗り換えるなら3色を揃えなければいけない。

シンプルに1本が3本に増えるのでかさばる。これが最大のデメリット。

今回フリクションボール ノックゾーンがどう変わったのかを見るために複数本を使っていたのだが、机の上に何本も転がっていたのはストレスだった。

持ち歩く本数を増やしたくない人にはオススメしない。

PILOT『フリクションボール ノックゾーン』の消しゴムは替えがある

PILOT / フリクションボールノックゾーン

フリクションボール ノックゾーンの消しゴム部分は取り外しが可能だ。

これまでのフリクションでは変えられなかったので大きな進化といえる。規格は共通しているから、それだけ買えばOK。

ただし価格は230円(税込)とちょっと強気の金額となっている。

ペンをひっくり返せばすぐに消せるので便利なのだが、個人的には専用のイレーザーがオススメ。

上の画像を見てくれればわかるように、平べったい消しゴムのような形をしている。先端のゴム部分を使って消す形だ。

これがかなり使いやすくて、ピンポイントに1文字だけ消すのも簡単なので重宝する。

しかも1本110円(税込)とフリクションの消しゴム部分の半額で買える。お得。

あまりにもお得すぎて、昔いろんな人に配ったことがあるほど。

惜しむらくはあまり売っている場所を見かけないくらい。欲しい人は以下にリンクを貼っておくので、買ってみてくれ。コスパモンスターだ。

PILOT『フリクションボール ノックゾーン』はオススメの消せるボールペン

PILOT / フリクションボールノックゾーン

PILOTの「フリクションボール ノックゾーン」は新世代のフリクションだ。フリクションボール、フリクションボールノックと続き3世代目となる。

その進化は主にインクの濃さと搭載量のアップ。更に筆記時のガタつき抑制とノックの静音性も実現している。

まさに実用面において正統進化したフリクションだ。これにはフリクションユーザーもにっこり。

正直に言うと、フリクションはあまり好きじゃなかった。文字の薄さがとにかく気になったからだ。手帳に書くのは便利だけどね。

だがフリクションボール ノックゾーンは非常に満足度が高い。インクが濃いのももちろんだが、使っていて全く不満点がないのだ。

欠点らしい欠点もないので、誰が使っても満足のいくボールペンに仕上がっている。

  • これまでのフリクションよりインクが濃い
  • リフィルを交換すれば他のフリクションでも使える
  • 実用面で正統進化している

以上の点から、フリクションユーザー以外にもオススメしたいボールペンだ。価格以上の満足度が素晴らしい。

マーブル・木軸とあるが、そっちも買おうかと思うほど。

手帳と合わせて消せるボールペンを買おうかなと考えている人は、ぜひ1度購入してくれ。

▼通常Ver▼

▼木軸▼

▼マーブル▼
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