【ボールサインiDプラス】上質さが段違い。場所を選ばないボールペンならこれ【コスパおかしい】

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上質感のあるボールペンを使いたいと思ったことはないだろうか? もしくは黒のインクこだわる大人向けのボールペンを使いたいと思ったことは?

サクラクレパスの「ボールサインiDプラス」は、そんな大人向けのボールペンだ。ビジネスで使う逸品を探している人や、ちょっと背伸びしたい人にこそ使って欲しいと心から思える。

実際1ヶ月ほど使ってみたのだが、その上質さはお値段以上間違いなし。非常に高級感のある商品だと言わざるを得ない。

今回はそんな「ボールサインiDプラス」を所感と共にレビューしていく。

  • 持ちやすいボールペンを使いたい
  • 普段使う黒インクにこだわりたい
  • 上質感のあるビジネスでも使えるボールペンを探している

こんな人はぜひ参考にしてくれ。

あさき

あさきです。Xnoteカクヨムで作品を連載中。Kindleでお仕事ラノベも出版しています。お問い合わせはこちら

目次

サクラクレパス『ボールサインiDプラス』は上質な黒インクボールペン

サクラクレパスのボールサインiDプラスは同シリーズのボールサインiDから派生した商品となる。その名前の由来は「自分の色を選ぶ=独自性(identity)」から来ている。アイデンティティ。良く聞く単語だ。

ボールサインiDは、6色の黒の中から自分にピッタリの色味を選ぶことをコンセプトとして開発されたのである。

ボールサインiDプラスは、そんなボールサインiDに以下の要素を足したもの。

  • 上質さ
  • 握りやすさ
  • 書きやすさ

つまるところ、ワンランク上のボールペンなのだ。上位グレードなのだから質感も良く、書きにくさも全くない。1ヶ月間使い続けてみたが、総じて悪いところも見受けられず、クオリティの高いボールペンとなっていた。

唯一気になるところはインクの減りぐらいだが、そもそもゲルインク自体が爆速で減っていくのでどうしようもない。

――同じ黒なんてひとつもない。

このキャッチコピーそのままに、黒インクだけで色の使い分けができる。ちょっとしたシーンで個性を表現するには最高の相棒となってくれるボールペンなのだ。特にサクラクレパス公式の紹介動画は猫好きにはたまらないので必見。

数々の賞を受賞している

ボールサインiDプラスが受賞した賞
画像引用:サクラクレパス「ボールサインiDプラス」公式サイトより

ボールサインiDプラスはそのデザインと使いやすさなどから、数々の賞を受賞している。以下がその賞。

  • 文房具屋さん大賞2022:大賞
  • 文房具総選挙2022 書く部門:4位
  • 文房具総選挙:GetNavi賞

中でも文房具屋さん大賞は、2013年にスタートした文房具好きなら注目する賞だ。

文房具の目利きとして日々現場を仕切るプロの文房具屋が選ぶ商品なので、信頼性が非常に高い。過去にはユニボールワンブレン3Cジェットストリームエッジなど名だたるメンツが受賞している。

要は、プロが唸るボールペンなのだ。

実際に使ってみると、その評価も納得できる。手にした瞬間から「お、こいつは違うぞ」とすぐにわかる。それくらいクオリティが高い。

正直この感覚を覚えると、他のボールペンを見る目が変わるほどだ。すんばらしく気持ち良い。数々の賞を受賞したのも納得。さすがはサクラクレパス。

サクラクレパス『ボールサインiDプラス』レビュー

ボールサインiDプラスレビュー

そんなボールサインiDプラスをさっそくレビューしていく。正直、このボールペンは中毒性がえげつないので、買う時は注意が必要だ。マジでこのボールペンを基準に考えてしまいかねないほどレベルが高い。

指にフィットする六角形のボディ

手にフィットする六角形ボディ
画像引用:サクラクレパス「ボールサインiDプラス」公式サイトより

ボールサインiDプラスの特徴は、なんと言っても指にフィットする六角形のボディだ。正確には丸みを帯びている六角形なのだけど、これが驚くほど指に馴染む

指にやさしく手にフィットとはまさにこのこと。

絶妙に収まってくれるので、めちゃくちゃ書きやすい。

新感覚iD設計と呼ばれるこのボディは、ボールサインiDから受け継がれている。特に上下部分は平らの部分が強く、側面は丸みが強い。そのため指が自然と持ちやすい位置に収まってくれるわけ。

これが実に気持ち良い。初めて持った時はその感覚に思わず声が出そうになったほど。店頭で見かけた際は、ぜひ一度手にしてみて欲しい。この気持ちよさは、そうそう無い。

マット素材で上質

ボールサインiDプラス
画像引用:サクラクレパス「ボールサインiDプラス」公式サイトより

ボールサインiDプラスが通常のボールサインiDと大きく違う点として、ボディに使っている素材がある。大人がビジネスシーンで使っても全く違和感のないような上質な作りを演出するために、マット素材としているのだ。

しかも上質さだけでなく、滑りにくさまでしっかり確保できている。先述した六角形のボディと合わさって、使い心地が凄く良い。感覚としては阪急電車の椅子に近い。訳分からんけど何か気持ちいい。そんな感じ。

マット素材は意味もなく撫で回したくなるほど質感が良いので、プラスチックさや金属さを前面に押し出したボディが好きじゃない人でも満足できること間違いなし。

所有欲を満たしてくれる1本となっている。

シーンや好みに合わせて使える黒インク

ボールサインiDプラスは黒インクを選べる
画像引用:サクラクレパス「ボールサインiDプラス」公式サイトより

ボールサインiDプラスは全て黒インクだ。ボールサインiDでも使えたインクが使えて、色は以下。

  • ピュアブラック
  • ナイトブラック
  • フォレストブラック

この中で一番売れ残っていたのはフォレストブラック。たまたま僕が見たお店がそうだっただけかもしれないけども。ただ言えるのは、ピュアブラックは全滅だった。やっぱりみんな素の黒が好きみたいだ。

個人的に気に入っているのはフォレストブラック。使っているとそこまで緑を感じないので、イメージとしてはアホみたいに濃い抹茶色みたいな感じで使える。

どちらも、よっぽど色に敏感じゃないと色味はわからないと思う。同じ黒色で統一していたら目立つけど。

ナイトブラックは、別の言い方をすればブルーブラック。黒みがかっているので、少しだけ自己主張したい人にオススメ。色合いとしてはSARASAのブルーブラックに近い。

程よく“できる大人”を演出してくれるので、是非使ってみてくれ。

ペン先は0.4mmと0.5mmの2種類

ペン先は0.4mmと0.5mmの2種類

ボールサインiDプラスのペン先は2種類ある。

  • 0.4mm
  • 0.5mm

どちらもゲルインクボールペンとして使いやすいペン先だ。

使った感覚としては、0.4mmはペン先が細いからか若干だが紙に引っかかる感覚がある。好きな人にはたまらない感覚だから、細字が好きな人にはオススメ。ユニボールシグノの0.38mmとか使っている人なら違和感なく使えると思う。

一方の0.5mmはサラサラ。筆記していると若干ながら“もったり”したような感覚を味わえる。

インクを下地にして書いている感覚に近い

書き味はちょっと独特なので、試筆してみる方が良いだろう。ただこれ、気に入ったら中毒になる人がいるくらいの感覚なので1回くらい試しに使ってみようなでもOK。

個人的に書いていて気持ち良いのは断然0.5mm。

ボディカラーは2種類(ただし細分化すると6種類)

ボールサインiDプラス
像引用:サクラクレパス「ボールサインiDプラス」公式サイトより

ボールサインiDプラスのボディカラーは2種類ある。というのも、0.4mmと0.5mmで色が違うからだ。だから両方持っていてもボディカラーでペン先の太さがわかる。優しい。

  • ピュアブラック
  • ナイトブラック
  • フォレストブラック

焼き回しじゃないかと思ったかもしれないが、そうじゃない。実際にこの色なんだ。というのも、以下の画像を見て欲しい。

ボールサインiDプラス

見てくれればわかるように、クリップ部分の色が違う。ここでインクの色を判断する仕組みになっている。だから、正確には6種類あるのだ。

ただぱっと見じゃわからないから、同じ太さを使う場合は要注意。慣れてくると色の違いがわかるようにはなるのだけど、それまでに何度か間違う。

気に入ったボディカラーを選んだら、後はリフィルを入れ替えて末永く使っていく方が良い。

しっかりホールドしてくれるクリップ

ボールサインiDプラスクリップ

ボールサインiDプラスのクリップはしっかりホールドしてくれる。金属板1枚なのだけど、インクカラーがわかる印部分でしっかり固定してくれていることもあって、その力は結構強い。

さすがにジェットストリームエッジみたいに紙を折り曲げるほどではないので安心してくれ。

紙にシワがつくこともなく、適切な力でホールドしてくれる。

また気になるのが、胸ポケットに挟んだ場合。スーツで仕事をしているなら良く活用する方法だが、これも問題なし。シワのつかない絶妙な力加減だ。さすが上質感を目指したことだけあって、サクラクレパスに抜かりはなかった。

自分が今でもサラリーマンだったら、主力ボールペンとしてあちこちに持っていったと思う。

低重心の安定した書き心地

ボールサインiDプラス重心は低重心

画像を見てもらえればわかるように、ボールサインiDプラスは重心が下の方にある。そのため低重心かつ安定した書き心地を実現させている。

ペン先を紙に押し当てなくても、乗せるだけで書けてしまうわけ。筆圧の弱い人や指・腕に負担をかけられない人でも安心して使えてしまう。嬉しい。

一方でジェットストリームのような低粘度のインクに慣れていると、最初は若干戸惑う可能性もある。ペンを滑らせる感覚が大きく違うからだ。この点は注意した方が良いだろう。

書き心地はゲルインク特有のサラサラ

ボールサインiDプラス

ボールサインiDプラスの書き心地はサラサラだ。これはゲルインクを使っていることからくる書き心地である。

ジェットストリームのような“ぬらぬらとした書き心地”ではない。サラサラとした、紙の上を走るような感覚を味わえる。

低粘度インク独特の書き心地が好きな人にはあまりオススメできない。

逆にゲルインクが好きな人にはオススメできる。違和感なく使っていけるだろう。実際、僕も他のゲルインクボールペンからボールサインiDプラスに移行したわけだが、全く違和感を覚えなかった。

サラサラとした書き心地が好きな人には、ボールサインiDプラスはオススメしたいボールペンだ。

悪い点:インクが爆速で無くなる

インクが爆速で無くなる
5日ほど使ったもの。上はメイン、下は1・2回。これだけ減る。

ボールサインiDプラスは良い点ばかりに思えるが、悪い点もある。それが、インクが爆速で無くなる点。

これはもうゲルインクの宿命なので仕方ない。単色なのでまだマシだが、それにしたって早い。

例えばボールペンを仕事上ずっと使っているような人は、リフィルを常に用意しておいた方が良いだろう。逆にそんなに使わないのなら、大して気にならない。

その程度の違いではあるが、毎日使うアイテムとして考えると、やはり手間に感じる部分が出てくるのは確かだ。

ただ違う色のリフィルを楽しめる頻度が上がるという点ではプラス。そういう意味では、インクが爆速で無くなるのも何だかちょっとだけ許せる気がする。

サクラクレパス『ボールサインiDプラス』は黒インクにこだわりたい人向けのボールペン

ボールサインiDプラス

サクラクレパスのボールサインiDプラスは、上質さを意識した大人向けのボールペンだ。インクも黒が3種類のみというストロングスタイル。だがボディのマットな質感と合わさって、どこに出しても恥ずかしくないデザインとなっている。

かといってデザインに極振りしているかといえばそうでもなく、実用的なペン先に適度な力でホールドしてくれるクリップ。更に低重心の安定した書き心地が相まって、普段使いとしても申し分ない性能だ。

オススメのボールペンは何? と聞かれたらボールサインiDプラスを真っ先に候補へ上げるほどクオリティが高い。

黒インクも小さいながらこだわりを出せるポイントなので、ちょっとしたことで自分らしさを表現したい人にもピッタリだ。文房具屋さん大賞2022で大賞を受賞したのも頷ける。上質かつ実用的なボールペンを探している人は、ぜひ一度手に取ってみてくれ。

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