本当にかすれるの?三菱の極細ボールペン『ジェットストリーム エッジ0.28mm』【レビュー】

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極細ボールペンが好きだけど、カリカリな書き味があんまり好きじゃない……。

もっとサラサラと書ける極細ボールペンってないの?

その悩み、非常に良くわかる。

僕自身、極細ボールペンが大好きなのだが、書いていると感じるペン先の引っかかりがどうしても気になっていた。

かといって、太い字幅はどうにも好きになれない。

今回は、そんな極細ボールペン好きに付きまとっていた悩みの種を一発で解消してくれたボールペン「ジェットストリーム エッジ0.28」をレビューしていく。

  • 極細ボールペンって細いだけでしょ?
  • 0.28って書き心地どうなの? 引っかからない?
  • ちょっと高いんだけど、値段相応の価値があるの?

そんな悩みを持っている人の参考になるだろう。

結論を先に言えば、発売日に買ってヘビー使いしている相棒になってくれるほど、良いボールペンだった。

なお、同シリーズの0.38mmはこちらの記事を参照されたし。

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目次

三菱の極細ボールペン「ジェットストリーム エッジ0.28」とは?

ジェットストリーム エッジ0.28は、三菱が2019年に販売開始した油性ボールペン初となる世界最小ボール径0.28mmを実現したボールペンだ。

従来、ゲルインクの世界ではユニボールシグノなどで0.28mmを実現していたが、油性ボールペンでは初の快挙となった。

みんなご存知の低粘度油性インク「ジェットストリームインク」によって、速乾性に優れてかつはっきりとした線が書けるのが強みだ。

ゲルインクだと書いた後に若干滲んで線が太くなるのだが、油性のためそれもなく、細く見やすい字になるのが特徴。

それでいてジェットストリームらしい「なめらかさ」が全く損なわれていないのだから恐ろしい。

色は黒、赤、青と使いやすい3色がラインアップされているのも嬉しいポイント。

細書きかつ書きやすいボールペンの最上級ブランドとしての地位を一気に奪っていった、ハイスペックボールペンなのだ。

ジェットストリーム エッジ0.28 レビュー

そんなジェットストリーム エッジ0.28をさっそくレビューしていこうと思う。

冒頭にも記載したが、2019年8月に購入してからずっと愛用しているので、2年ほど使い倒してのレビューとなる。

0.28なのに書き味最高!

ジェットストリームエッジ公式サイト

ジェットストリームといったら、真っ先に思い浮かぶのが書き味だ。

あのなめらかさは、一度味わうと抜け出せない。愛用者が多い最大の理由と言っても過言じゃない。

そんなジェットストリームインクは、0.28mmでも顕在だ。

他の0.28mmを持つボールペンと比較しても一線を画している。

とにかく、カリカリしない。

通常、0.28mmだとハイテックC然りユニボールシグノ然り、どこかしら引っかかる感覚が生じる。

しかし、ジェットストリーム エッジ0.28にはそれがない。他のジェットストリームと同じく、なめらかにペン先が動くのだ。

書いていて、「これ本当に0.28mmだよな?」と疑いたくなるほどなのだ。

流石ジェットストリーム。半端ない。

もちろん紙質によってはざらついた感覚を覚えることがあるものの、それは紙の問題なのでどうしようもない。

僕が試した限り、ツバメノートやキャンパスノート、印刷用紙ではざらつきは感じられなかった。再生紙になると少し感じるかも? というレベルだ。

安心してジェットストリームのなめらさかを楽しんでくれ。

ペン先が見やすい

細書き故の悩みなのだが、字が細くなるとペン先によっては見え辛くなることが多い。

難儀なもので、太い字幅なら大きく書くが、細い字幅だと何故か字を小さく書いてしまうのだ。方眼紙なら、ひとつのマスにどこまで書けるか試したくなったりする。

字が小さくなると、必然的にペン先が視界の邪魔をする。

ジェットストリーム エッジ0.28はそれを苦慮してか、新開発の「ポイントチップ」を採用している。

「ポイントチップ」は、ペン先にかけてスリムに絞るような形状をしていて、筆記時の邪魔をしない。ペン先が従来品よりもクリアに見えるのだ。

そのため、より集中して筆記できる。

細書きで書くことが多い人には、地味ながらもありがたいペン先だ。

スタイリッシュでカッコイイボディ

ジェットストリーム エッジ0.28のボディは金属質になっていて、グリップ部分には細いライン加工が施され滑りにくい工夫がされている。

軸は六角軸なので数学的なデザインで、ワイヤークリップも合わさってメカニカルな印象を受ける。

重心もペン先に寄せられているので、細かい筆記時に安定感が生まれる。

そういった細かい部分にまでこだわって設計されているので、ひとつの洗練された芸術品のようになっている。

金属質なデザインは、筆箱や胸ポケットから取り出すと思わず「おっ」と思ってしまうほど。

人目に出しても恥ずかしくないデザインなのだ。

ワイヤークリップの挟む力がかなり強いので注意

ジェットストリーム エッジ0.28のワイヤークリップは独特な形状をしている。

そのため、通常のジェットストリームのように紙や胸ポケットに挟もうとすると、高確率で挟まれた方がシワになる。

紙ならほぼ100%挟んだ後が残る。

赤枠で囲んだところに後が残っているのがわかるだろう

そのため、基本的に筆箱に入れて持ち歩くのをオススメする。

胸ポケットなどに入れてもいいが、その内シワになってしまうので推奨はしない。

ワイヤークリップがボディまで入り込んでいるため仕方ないのだが、この部分だけはどうにかして欲しかった部分である。

ブレンの時は逆にスカスカすぎたが、デザインを重視するとクリップ部分が何故か犠牲になる傾向がある。

たまにかすれる

ジェットストリーム エッジ0.28は、ごくたまにだが、かすれる場面がある。

ペン先を傾けすぎて筆記する場合がほぼ全てなのだが、全くかすれない訳ではない、というのは覚えておいた方がいいだろう。

しっかりと真上から書けばまずかすれないので、筆記時に注意すれば済む話だ。

急いで書く場合だけは注意しよう。

まとめ:「ジェットストリーム エッジ0.28」は極細ボールペンの革命児

ジェットストリーム エッジ0.28は、極細ボールペンにジェットストリームインクを携えて殴り込んできた革命児だ。

かすれない、なめらか、デザインがかっこいと三拍子揃っている。

唯一ワイヤークリップのみが残念ポイントだが、それも工夫すれば気にならないレベルだ。

  • ジェットストリームらしい書き味の0.28mm
  • 人目に出しても恥ずかしくないデザイン
  • 細書きが好き!

そんな人にはオススメのボールペンだ。

通常のジェットストリームと比べて割高に感じられるかもしれないが、金額以上の価値があると2年以上使った僕が保証する。

このボールペンは、買いだ。

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