ゼブラ『サラサグランド アンティーク』は経年変化を楽しめる大人向けのボールペン【レビュー】

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経年変化の4文字に心をときめかせない男はいない。

長く愛用することで独自の味が出てくれる素材として代表的なのは木だが、それ以外でも経年変化を楽しめる素材がある。

それが真鍮。

サラサの高級Verであるサラサグランドにも2022年限定版として、真鍮を使ったアンティークVerが発売された。

今回はそんなサラサグランドアンティークVerをレビューしていく。

例によって1ヶ月ほど使ったので、その使用感も詳しく書いてくので参考になるはずだ。

  • ビジネスの現場で恥ずかしくないボールペンを使いたい
  • 真鍮のボールペンを使ってみたい
  • 左利きでも使える高級ボールペンを探している

そんな人の参考になるだろう。

あさき
あさきです。TwitterYouTubeカクヨムで連載もしています。お問い合わせはこちら

目次

サラサグランドアンティークは大人向けの真鍮ボールペン

サラサグランドアンティーク

サラサグランドアンティークVerは、サラサグランドの2022年の限定モデルだ。

グリップに真鍮を使っているのが特徴で、大人っぽいデザインとなっている。

インクカラーもボディカラーとマッチした色となっていて、僕が買ったのはブルーブラック。

店頭ではブラックが無くなっていたから、人気なのは間違いなくブラックなのだろう。

黒いボディに真鍮のグリップはやっぱり映えるからね。

また真鍮ボディを使っているだけあって重量感もあり、金額以上に所有欲を満たしてくれるボールペンでもある。

サラサグランドアンティーク レビュー

サラサグランドアンティーク

さっそくサラサグランドアンティークのレビューをしていく。

今回も1ヶ月ほどみっちり使っての印象だ。

真鍮のかっこいいグリップ

サラサグランドアンティーク

サラサグランドアンティークの特徴は、なんと言っても真鍮のグリップだ。

ここが最強クラスにかっこいい。

手に持った瞬間に感じる真鍮の触感も素晴らしく、「あ、今金属を手にしてる」感も充分に感じられる。

真鍮もペン先まで続いているため、どこを持っても満足感のある1本だ。

グリップには滑り止めのための縦線が目立たないように掘られているのも良し。

大人向けのボールペンとしては文句なしに推せるデザインなのである。

経年変化を楽しめる

サラサグランドアンティーク

サラサグランドアンティークは真鍮ボディなだけあって経年変化も楽しめる。

とはいえ、買って1ヶ月くらいだとほとんど変わらない。

試しに別の真鍮ボディのボールペンを比較として出してみよう。

このように、握っていた個所だけ色が変わっている。

自分が普段何気なく持っている部分の色が変わることで、道具に対して愛着が持てるようにもなる。

相棒として長く活躍してくれるだろう。

ペン先は0.5mm

サラサグランドのペン先は標準で0.5mmとなっている。

標準的な大きさのため不満は感じないだろう。

サラサは速乾性のあるインクをドバドバ出して書いていくタイプのボールペンなので、ちょうど良い太さだ。

これ以上太くなると書きにくくなってしまう場合が多いだろうから、線の太さは気にしなくでもOK。

不安な場合は、通常のサラサを使って0.5mmで試筆してみるのも良いだろう。

リフィルはサラサの0.5mm以上に対応

サラサグランドのリフィルは通常のサラサと同じだ。

注目したいのが、サラサグランドは0.5mm以上のリフィルに対応しているという点。

というのもサラサのリフィルの場合、0.5mm以上は全て大きさが一緒なのだ。

そのため、0.7mmや1.0mmのような太いペン先も使用可能。

ただその場合、色のラインアップがめちゃくちゃ少なくなるのが欠点でもある。

  • 0.5mm:13色
  • 0.7mm:4色
  • 1.0mm:4色

豊富な色を楽しみたいのなら、0.5mmを使うようにしよう。

ボディはずっしり

サラサグランドアンティーク

サラサグランドアンティークは真鍮ボディだ。

となると、当然だが樹脂や木と比べると格段に重たくなる。

手に持った重量感もかなりあり、安定した書き心地を体感できる。

重心点が中心よりも若干下になっているのがその証左だろう。

重量に関して比較したのが以下の表だ。

ボールペンの種類 重さ
ジェットストリームエッジ0.28mm 14.0g
ユニボールワン F 14.5g
サラサグランドアンティーク 24.5g
ピュアモルト:オークウッドプレミアム 27.0g
コクーン 31.0g

これだけで見ると結構平均的な重さとなっている。

手にした感覚としては非常にずっしりとしているため、ぶっちゃけ計っていて僕自身一番驚いた。

見た目でも結構重そうに見えるので、その分も加算して考えた方が良い。

書き味はサラサラ

サラサグランドアンティークは、サラサの名前の通り書き味が非常にサラサラしている。

ともすれば水性インクのようにストレス無く書くことができる。

ジェットストリームのようなペン先が滑るような感覚は全くないのだが、書いていて引っかかりを全く感じないため、これはこれで気持ちが良い。

速乾性もあり、サラサドライほどではないがすぐに乾く。

左利きの方は若干汚れる可能性があるものの、2秒程度で乾くのでゆっくり書けば大丈夫だろう。

サラサの書き心地は唯一無二な部分もあるので、是非一度体験してみて欲しい。

クリップの下がちょっとだけ透明

サラサグランドアンティーク

目をこらさないとわからないレベルなのだが、クリップの下は半透明になっていてリフィルが見えるようになっている。

しかし辛うじて見える程度なので、デザインとしてどうしてつけたのか疑問に感じるほどだ。

おそらく見ることはほぼ無い。

リフィルの上側しか見えないのもあって、インク残量の確認用としても使えない。

あるんだな、程度の認識でOK。

悪いところ:ノックをするとクリップの先端が刺さる

サラサグランドアンティーク

上の画像を見て欲しい。

ノックをすると、飛び出ているクリップの先端が指の腹に当たるのだ。

これが地味に痛い。

ボールペンなんてノック部分を見ずにノックする場面が圧倒的に多いのだから、これは大きなマイナスだと個人的に感じている。

毎回ノックをする度にノック部分へ視線を向けないといけないので、結構ストレスなのだ。

サラサグランドのシリーズは共通デザインなので、アンティークに限らず気をつけた方が良い。

普段使っていないとまず感じないデメリットなのだが、非常に大きいから要注意。

これだけで使わなくなるすらあり得るので、早期改善を本気で希望したい。頼むよ、ゼブラさん。

ZEBRA『サラサグランドアンティーク』は背伸びしてでも使いたい大人向けボールペン

サラサグランドアンティークは、背伸びしてでも使いたい経年変化を楽しめる大人向けのボールペンだ。

真鍮で作れられたグリップ部分は大人びた印象を受けるのに加え、金を基調にしたあしらいがワンランク上のラグジュアリー感も出している。

所有欲を満たせるボールペンとしては非常に良いと言わざるを得ない。

一方でノック時にクリップが指に当たるのが非常にストレスを感じてしまう。

使い慣れれば慣れるほど気になる部分なので、興味のある人は注意が必要だ。

ともあれノックのストレスを加味しても非常に良いボールペンなので、大人向けデザインのボールペンを探している方にはオススメしたい。

なお、限定版となっているので早い者勝ちである。要注意。

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